現場指導者の為の指揮法in鳥取

本日もご覧いただきありがとうございます。

先週鳥取での講習会では、指揮の技法に特化したテーマでの勉強会となりました。

そもそも私は教員であって、指揮者ではありません。
「指揮法」をプロのように、私のような者が半端な知識で、講座担当させていただくことは決してできません。

さらに、我々教員の部活動指導においては、多くの「それ以外」の役目を担っていることも事実です。

それは・・・
■よき 教師であること
■よき トレーナーであること
■よき 指揮者であること


楽器を初めて手にする子どもたちから、市民バンドの大人まで。
技術指導、合奏のまとめ方、生活指導、運営、資金管理と、多くのことを行いながら、最後には「舞台」に立たなければならない。

プロ指揮者はもちろん、吹奏楽の外部指揮者でない、「現場指揮者」の立場から、ささやかな自分の経験をもとに、ご一緒に勉強させていただきました。

鳥取県東部地区吹奏楽連盟主催
吹奏楽指導者講習会
2017年2月11日(土)12日(日)
会場 鳥取東高等学校


鳥取県ではこれまで、このテーマでの講習会を2年続けて実施されています。
その時には、実際にバンドのみなさんに演奏していただきながら、参加された先生方が全員指揮台に上がり、指揮をしました。

★過去2回のポイントは「ことば」です。
「子どもたちに分かる言葉で」
「子どもの視線、思考に思いを寄せて」
「分かりやすく、具体的な言葉の引き出しを増やす」

・・と、主に、言葉による音楽の作り方や、まとめ方のアイデアを一緒に考えて行きました。

そうはいっても、実際に振ることになれば、「自分にとって困ったこと」がいろいろとあります。

今回は、その流れを受けて、「テクニック」に特化して、勉強会を行いました。

当初、初日はピアノと指揮、2日目はバンドと指揮の予定でしたが、大雪天候の悪化により、2日間とも「ピアノと指揮」の勉強会となりました。

結果的に、この2日間は、とても充実しました。
ご参加が述べで12名。
個別に丁寧な時間が取れたからです。

■1日目・・・指揮を考える&実践
ブルクミュラーより1番・4番
カバレニアルスティカーナ間奏曲
(選曲は、昨年の大阪での指揮法講座を参考にさせていただきました)

※ピアニストは、専門の先生をお願いしていましたが、この日は雪で来れず。
全員が音楽科なので、互いに弾き合いました。

★午前中・・・実践
全員の方に、任意の1曲をピアノ伴奏で、指揮していただきました。
この時、途中で止めることなく、いつもご自分がなさっているように振っていただきました。

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全て終わったところで、みなさんでディスカッション。
振り返りや、日頃、悩んでいらっしゃることなどについて話し合いました。

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「指揮を見ない子どもが多い」
・・・これは、見る訓練をさせていないことが多い。
見るべきところを教えていない。
音楽科ならば、授業でもそれはできる。

「子どもが本気で見た時、積み上げた演奏が崩壊する指揮をしない」
・・・・これも大事。

などなど・・・話は尽きませんでした。

お昼のお弁当時間も、みなさんで密度の濃い話を出つつ、和気あいあい
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★午後・・・指揮を考える&実践

指揮法講習会で良く使用される「指揮法教程」(斎藤秀雄著)。
中には、独学された先生方もいらっしゃいました。
今回は使用しません。

先生方が持ち込んでくださった、鏡の前に立って、メトロノームでの練習。
ボールを使って、加速・減速・打点のスピード体験。
さまざまな呼吸の形とスピードと、手の動きを一致させる練習。
・・・いろいろな方法で、「音を出してもらう」ことを確認してゆきました。

★ポイント
1、大切なことはまず「音楽」
・・・どんな音がほしいのか、どんなキャラクターがほしいのか、どんな物語があるのか

2、アナリーゼなくして「音楽」なし
・・・楽譜は地図。台本。正確な情報を読み取る、考える。想像する。勉強する。

3、技法はこれを実現させる手立て。
・・・・これは一番最後。
1から2が頭にあれば、技法がなくても伝わる。
よりよく伝えるために「技法」は、初めて生きる。

2

3

現場指導者は、やることたくさん。
全てがごちゃごちゃに入り組んで、悩んでいらっしゃる方が多いです。

指揮に関しての勉強に、子どもたちは関係ありません。
指導者の個人的課題です。

このことを、みなさんと確認し合いました。

初日ご参加のみなさまです
1

■2日目・・・ひたすら実践
使用曲=「雷神」

この日は、ピアニストの先生が、駆けつけてくださいました。

まずは前日のおさらいを兼ねて、基本のウォームアップ。

★午前中は、前日の曲の中から、任意の曲を全員の方々に、振っていただきます。

ここでは、途中で止めながら、
・思っていたテンポにならない理由
・楽譜情報の見落としの理由
・フェルマータ、強弱、アゴーギク、左手の使い方、変拍子など、具体的方法


・・・などを、それぞれの方々が、本来お持ちの「良い面」を活かしながら、考えて行きました。

驚いたのは、みなさん、ものすごく「進化」していらっしゃることでした。

学習する意欲(異常事態の大雪でも、中止という選択肢なし)、問題意識を普段から持っていらっしゃる先生方だからこその、素晴らしい変容なのだと、頭が下がりました。

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東高校の食堂で、温かい昼食、手作りの美味しさに感謝
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★午後・・・雷神
マーチについてのお話。
推進力について、テンポ設定について、聴き比べなど。

そしてまた、全員に振っていただきました。

2日目のみなさんと・・・
5

「どうしたいのか」があって、初めて「ではどう振ればそうなるのか」がある。

みなさんの熱意、向上心、問題意識の高さ。
私も今回、多くを勉強させていただきました。

どうぞこれからも、お身体を大切にご活躍ください。

鳥取県の益々のご発展をお祈りいたします。

さようなら
本当にありがとうございました。

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Author:ogatamayumi
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
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