ゴミと呼べる人間はいないTED

本日もありがとうございます。

留守録していた、ひとつの「話」を聞きました。
NHKEテレ「スーパープレゼンテーション」

アメリカで始まった、プレゼンテーションイベント「TED」の中から、放送されている番組です。
これまでにも、様々な分野の人々によるプレゼンを紹介しています。

2016年11月は、アフガニスタンで、義足や義手を作り、リハビリを21年間行い続けている1人の理学療法士のお話です。
(TEDでは2011年のものです)

■アルベルト・カイロさん
理学療法士
1952年、イタリア生まれ。
赤十字国際委員会(ICRC)の理学療法士。
30代後半でアフガニスタンに渡り、以来、首都カブールにあるICRCのリハビリテーションセンターを率いています。

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アルベルト・カイロさんのアフガニスタンの治療院は、かつては戦闘が起きると閉鎖していました。
現在は戦闘中でも開いています。

戦いの最中に、手足を失った人々が、どのように人間性と尊厳を見い出して行ったのか。
そこに自分がどう関わってきたのか・・・

カイロさんは淡々と語ります。

話の中からうかがえるのは、「自分が何をしたか」ではありませんでした。「いかに、自分が臆病で、普通の人間か」です。

話の主役は、常に患者さんであり、ナジムディンさんという助手です。

カイロさんは、困難に直面したときの自分の正直な気持ちを語ります。

「無理だ」
「そんなの規則違反だ」
「できっこない」
「治療しないで、お金を渡して帰ってもらおう」

そのひとつひとつの局面で、「大丈夫」「やってしまえ」「君ならできるよ」「こうしたらどう?」と背中を押し、実務的に手助けをし続けている、助手のナジムディンさん。

彼の言葉に、カイロさん自身も気づかない「自分の力」を見出し、行動に移して行く様子に、誠実な人柄がうかがえます。

単に義手や義足を作るだけでなく、機能回復(リハビリ、そして「仕事」)こそが、人間の尊厳を回復させるのだ・・・
そう、カイロさんが確信したエピソード。

両足と片手を失い、文字の読み書きが出来ないマフムードさん。
彼には息子さんが1人います。

彼はカイロさんにこう言います。

「先生のおかげで歩けるようになりました。
そのことに、とても感謝しています。

もうひとつ。
私を物乞いから救ってください。

子どもたちが大きくなってゆきます。
私は恥ずかしいです。

子どもたちが、学校でからかわれるのは嫌です。
私は仕事がほしいのです」

「私はクズのような男です。

でももし、先生が助けてくださるなら、何でもします。
地面を這ってでもします。」

そこでも、「どうしたらよいのだろう」と躊躇するカイロさんを、助手のナジムディンさんが、強力にプッシュ!

ついには、障がい者を雇用し、義手・義足をつくる制作現場の生産性を向上させます。
その働く姿は、年間7000人もの患者さんたちの、生きる希望になります。

「人間にクズなんてありません。
マフムードのような人間が、世界を変えて行くのです」

カイロさんは最後にこう述べました。
「大切なことは、助けるべき相手の話をよく聞いて、彼らを意思決定のプロセスに参加させ、そして、柔軟に対応することです」

カイロさんたちの活動は、スポーツチームの結成や、より積極的な活動へと発展し続けています。

背中を押してくれる人は、自動的には現れません。
カイロさんはきっと、それまでにたくさんの熱意と愛情で仕事し続けていたのだと思います。
(実際、助手のナジムディンさんも、カイロさんに義足を作ってもらった人です)
だから、「君ならできる」と言って、「一緒にやろう」と言ってくれる人が出来るのだと。

★Filmed November 2011 at TEDxRC2
アルベルト・カイロ:人にはクズなどいない
TED動画はこちらからご覧ください。

TED公式日本語ページ「人にはクズなどいない」

・・・・・
このプレゼンを聞いて、1人の日本人男性を思いました。

同じアフガニスタンで、26年間にわたって、支援活動を行っている、中村哲さんです。

中村さんも医師です。

中村さんは、1984年パキスタン北西辺境で、アフガン難民のハンセン病治療を始めました。
その傍ら、難民キャンプでアフガン難民の一般診療に携わりながら、活動の拠点を広げます。

アフガニスタン国内へ活動を拡げ、山岳部医療過疎地でハンセン病や結核など、貧困層に多い疾患の診療を開始。
ついには、農村復興のため、大がかりな水利事業に携わっています。

この様子は、2010年12月、NHK「銃ではなく、クワを持って」という番組で紹介されました。
武器ではなくクワを持って

・・・・・・
ハイチで36年間、結核、ハンセン病の治療に従事し、ハイチのマザーテレサと呼ばれた、須藤昭子さんのことばも、思い出します。

「私はハイチの人々、特に子供たちが貧しい困難な生活の中、明るさを失わないでいるのを見ると、救われた気がします」「これまで、私は自分が助けようと思っていた患者の人たちから、逆に、がんばる力をもらってきました。人は一人では生きてゆけません。互いに支え合うときに、人は希望を持つことができるのです」
(須藤さんは2013年体調悪化のため、帰国されています)

ハイチのマザーテレサ

・・・・・・・・
出来ない理由を探す自分。
困難に遭遇したときに、簡単な手段で逃げ出そうとする自分。

それは、私自身のこころにもあります。

自分が辛い時、困難にぶち当たる時・・・・
こんなささやかな人生においてでも。

知ることで 少しだけ 勇気を出すことが出来るのです。

・・・・・・・
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
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