むのたけじさんのことば

東京は、大きな台風一過、少しだけ秋の気配になりました。
本日もありがとうございます。

ジャーナリスト、むのたけじ(武野 武治)さんが、8月21日にご逝去されました。
101歳の生涯でした。


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むのさんは、秋田県出身。
報知新聞社を経て、1940年(昭和15年)、朝日新聞社に入社。
中国、東南アジア特派員として仕事をしました。

1945年(昭和20年)
敗戦と同時に、「負け戦を勝ち戦のように報じて、国民を裏切ったけじめをつける」と、終戦の日に、朝日新聞社を退社しました。

その後は、ふるさとの秋田県に戻り、横手市で週刊新聞「たいまつ」を創刊。
1978年に780号で休刊してからは、著作や講演活動を通じて平和への信念を貫き通しました。

晩年は、テレビ番組にも出演。

・2011年8月14日NHK BSプレミアム放送の『100年インタビュー「96歳のジャーナリスト・むのたけじ」』では、従軍記者の体験を踏まえて、戦後の言論のあり方、戦争のない未来とはどのようなものかについて語りました。

戦後70年の節目の年に、100歳を迎えたむのさん。
・2015年10月10日放送の『ETV特集 むのたけじ 100歳の不屈 伝説のジャーナリスト 次世代への遺言』でも、多くの言葉を残しています。

むのさんは、戦争を体験した記者として、最後の証言を、語り続けました。

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■むのたけじさんの「ことば」より

★自身が「反骨のジャーナリストと言われていることについて・・・

「反骨はジャーナリズムの基本性質だ。
だから『反骨のジャーナリスト』というのは『空の色をした空』みたいな二重形容だ。

それが存在するのは、ジャーナリズムが反骨を失ってしまったからだ。

いつ失ったか。
俗称『満州事変』に始まる十五年戦争の過程で、無残に失った。

…迫害や弾圧によって自分を駄目にするよりも、自分でわが身にブレーキをかけ、ツナを付けて事なかれ主義に走る態度は、はるかに有害で毒性が強かった。

だから、ごらん、すでに戦争が終わって70年近くにもなるのに、わが身を語るのに、ジャーナリズムという言葉を用いる新聞は、どこにも見ませんな。

そして最近は、自分たちの仕事を『メディア(手段)』なんて、あてもない単語で呼んでいる。
どうするつもりか。
これこそ、まさにジャーナリズムの課題ではないか」


★現在の社会の空気について・・・

「現在の社会の空気をは、かつての戦争突入時に似ている、と感じている」

「1937年、盧溝橋事件で日中全面戦争へとなだれこんだ。
1938年、国家総動員法が成立。
戦争遂行に従わないと「非国民」と弾圧される社会が到来した。

法律ができただけで、国民を脅せる。

これが今回の秘密保議法とそっくりなんだね」


■当時の 新聞や出版などの統制について・・・

「確かに統制は強まったが、実態は自主規制だった。

内務省や軍部は、記事の内容や写真に、いちいち文句を言わなかった。
だけど、その前に新聞社側が二重、三重に自分たちで検閲するんだよ。

これが現在と、同じなんだ」


★むのたけじさんの番組が、下記のように再放送されます。
■ETV特集 アンコール「むのたけじ 100歳の不屈」
2016年8月27日(土) 午後11時00分(60分)
再2016年9月3日(土) 午前0時00分(60分

詳しくは、下記のサイトをご覧ください
Eテレアンコール・NHK

謹んでご冥福をお祈りいたします。

合掌。

・・・・・・
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ogatamayumi

Author:ogatamayumi
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
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