15年目の祈り

2001年(平成13年)6月8日。
大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校で、小学生無差別殺傷事件が起きました。

ご記憶にある方も多いことでしょう。

小学1・2年生の児童8人が死亡、教員を含む15人が重軽傷を負った、大惨事です。
・・・・あれから15年がたちました。

・・・・・・・・
(2016年6月10日朝日新聞社説より)
包丁を持った男が学校に侵入した無差別殺傷事件は、学校の危機管理を根本的に見直すよう迫りました。

事件後、各学校で対策がとられたが、子どもを狙う事件は後を絶たちません。
事件の教訓を改めて考える必要があります。

この15年で確実に進んだのは、学校の防犯対策です。

文部科学省の2013年度の調査によると、防犯カメラをとりつけるなど不審者の侵入防止措置をとった学校は97%。

しかし、外の世界との遮断だけで問題は解決しません。

施設内にボランティアの住民に入ってもらい、不審者が入りにくい環境を整えようとする学校もあります。

警察庁によると、2014年は13歳未満の子どもの連れ去り(略取・誘拐等)が全国で109件発生。
現在は、増加する傾向に転じています。

その手口は、警察官を装って呼びかけるなど、巧妙化が目立ちます。
子どもへの安全教育でも、地域の協力が欠かせません。

付属池田小では事件後、身の回りの危険などについて学ぶ安全科の授業を全学年でとりいれました。
緊急時に逃げ込む「こども110番の家」の位置を調べ、登下校時の安全も学びます。

「危険を強調するだけではなく、子どもと地域が協力して安全対策を進めることで、大人や地域への信頼を育む」

・・と、事件後に付属池田小の校長を4年務めた藤田大輔・大阪教育大教授(学校安全)は述べました。

・・・・・・・
事件の被害者は、今年22歳~23歳。

7歳・8歳という幼い心に、どのようにあの事件は恐怖を刻んだのか。
その後の成長に、PTSDとして、どのように苦しんできたのか・・・・

事件後初めて、テレビのインタビューに応じました。
(NHKクローズアップ現代)

・・・・・・・
学校は、確かに、あの事件以降、安全管理が激変しました。

名札は、あたりまえ。
各教室に、職員室直通の電話が設置。

校門には鍵がかけられ、呼び出しチャイムを押さなければ、施錠は解除されません。
(自治体によります)

校門に警備員さんが常時、立っている学校もあります。
訪問者は入口で、用件を記入、名札を着用。

サスマタという、大きな制止棒の扱いの講習。
私は、4校目の勤務校では、催涙スプレーの携帯が義務付けられていました。

現在は、首から全職員が、PHSを下げています。

それでも、開かれた学校と、安全管理の狭間で、絶えず、管理職は苦慮しています。

・・・・・
あの日の報道・・・
私たち教職員は、テレビの前で、凍りつく思いで立ちつくしました。

子どもたちの命を預かっている、という責任を、感じないときはありません。

あらためて・・・心から祈りをささげたいと思います。

合掌。

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東京都出身。元、公立中学校教員。
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このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
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