piece、piece、piece、パブロ・カザルス

パブロ・カザルス
(1876年~1973年)

・・・20世紀最大のチェリストです。

1

スペインのカタルーニャ地方に生まれた、チェロ演奏家、指揮者、作曲家です。
チェロの近代的奏法を確立し、バッハ「無伴奏チェロ組曲」に作品としての光をあてた人です。

スペイン内戦が勃発するとフランスに亡命。
演奏活動を停止するなど、終生フランコ独裁政権への抗議と、反ファシズムの立場を貫きました。

1961年には来日。
東京交響楽団、京都市交響楽団を指揮しました。

・・・・・・・・・
1971年10月24日。
「国連の日」を祝う演奏会が、ニューヨーク国連本部にて開催されました。

このコンサートでは、カザルスが作曲した『国際連合への賛歌』が自身の指揮で初演され、当時の国連事務総長からカザルスへ、国連平和賞が贈られました。

カザルス、94歳の時のことです。

指揮台をおりたカザルスは、国連総会の大勢の参加者に向かって、静かに語り始めました。

・・・・・

「私はもう40年近く、人前でチェロを演奏してきませんでした。
でも今日は、演奏しなければなりません。」

運ばれてきたカザルス愛用のチェロを手にすると、彼はさらに続けました。

「今日、これから演奏する曲は、短い曲です。
それは、『鳥たちの歌』と呼ばれています。

空を飛ぶ鳥たちは、こう歌うのです」

カザルスは、右手を大きく高く、振りながら続けます。

「“Peace, Peace, Peace”(平和、平和、平和)」

「鳥たちは、こう歌うのです・・・
“Peace, Peace, Peace”(平和、平和、平和)」

「そして、それはバッハ、ベートーベンそして全ての偉人たちが賞賛し、愛したメロディーになります。
それは、わたしの民族、カタルーニャの魂なのです。」

・・・・・・
「Peace, Peace, Peace」と、声を振り絞る94歳のパブロ・カザルス。
渾身の魂の叫びが、国連会議場に満ちて行きます。

「鳥たちの歌」が、静かに演奏されます。

出席者である、各国代表の中には、涙を拭いている人もいます。

武力や、駆け引きではなく・・・

音楽で、人々の心に、Peace,を打ちこんだ瞬間でした。

★1971年のカザルスのスピーチ動画です。(日本語字幕付き)
パブロ・カザルス「鳥たちのうた」(1971年国連スピーチ&イントロ・ミックス)

★こちらは、スピーチと演奏((演奏は1971年ではありません)
Pau Casals: Song of the Birds

・・・・・・
2016年6月23日。

今日は、71回目の

沖縄慰霊の日です。

心から

合掌。

・・・・・・・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
下の写真をタップして応援していただけたら幸いです。


にほんブログ村

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ogatamayumi

Author:ogatamayumi
緒形まゆみブログへようこそ!

東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
自動翻訳
カテゴリ
ランキング
下記のブログランキング参加中
お手数ですがクリックをお願いします!

にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ
にほんブログ村
カウンター


現在の閲覧者数:
リンク
緒形まゆみの本



【DVD】まゆみ先生の授業・部活動で役立つリトミック
価格:全2巻 17,280円
各巻 8,640円
(税込、送料無料)

QRコード
QRコード