読響と下野竜也「フィンジ・霊魂不滅の啓示」

本日もありがとうございます。

指揮者、下野竜也氏が、2016年度末で、読売日本交響楽団の首席客員指揮者を退任することが、発表されました。
(2017年4月から広島交響楽団の音楽総監督に就任)

読響と下野竜也氏による、今シーズンの演奏会は、とても個性的です。
かみしめるような思いで、聴かせていただきました。

読売日本交響楽団
第557回定期演奏会
2016年4月14日(木)
会場 サントリーホール

1


指揮=下野 竜也
テノール=ロビン・トリッチュラー
合唱=二期会合唱団
(合唱指揮=冨平 恭平)
1

■曲目
・池辺晋一郎:多年生のプレリュード
・ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 作品36
・フィンジ:霊魂不滅の啓示 作品29 


■池辺晋一郎「多年生のプレリュード」は、2011年1月に読響第500回定期演奏会で委嘱初演された作品なのだそうです。

池辺晋一郎氏は、長い間「N響アワー」の司会者としてもお馴染みだった作曲家です。

曲目解説に、「暗く、地を這うような」現代曲ではなく、「希望」や「エネルギー」を感じる音楽にしたいと書かれていました。

確かに、聴き手に「物語」を想像させる力を持った音楽に感じました。

演奏後は、池辺氏が客席から舞台に上がり、下野氏とハグッ!!
温かい瞬間でした。

■ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 作品36

ベートーベン演奏にふさわしく、編成の大転換(縮小)が行われました。
王道・・・・下野氏の明快な表現で、すっかりいい気分に。

■近代英国の作曲家ジェラルド・フィンジ(1901-56)の「霊魂不滅の啓示」

吹奏楽でも黄金の作品を持つ、グスタフ・ホルスト、ボーン・ウィリアムスの魂を受け継いだ作曲家。
この曲は、ボーン・ウィリアムスの奥様にささげられたそうです。

・ワーズワース(William Wordsworth)
イギリスの19世紀前半のロマン派の代表的詩人

・・の代表作から作曲された曲。

「テノール独唱、混声合唱、管弦楽のための頌歌」と言う題名です。

サントリーホールのP席(舞台の後ろ席)に、合唱団が入りました。

テノールのロビン・トリッチュラー氏の声は、リリック・テノールという、一番代表的なテノールです。
透明で、限りなく繊細で美しかったです。

初めて聴く曲でした。
フィンジという作曲家も知りませんでした。

曲は、現代曲的な要素から始まり、次第に調性をおびてきます。
ソリスト・コーラス・オーケストラが対等に響きあいます。
時々、吹奏楽的な変化も感じます。

ドラマがあり、人の声が混ざり合う、美しい音楽に魅了されました。

下野氏の指揮は、楽譜の読み込みの深さに裏付けされた、明確な指揮で定評があります。

今回の個性的なプログラムも、そんなマエストロの深い考察と、読響の高い表現力で、実現しているのだと思いました。

ありがとうございました。

・・・・
素晴らしい時間を過ごした後・・・
帰宅して、テレビをつけると、どの局も全て、大地震のことを報じていました。

ぼう然として、動けませんでした。


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東京都出身。元、公立中学校教員。
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