ディエゴ・マテウスとN響、クラシック音楽館

エル・システマ出身の世界的指揮者と言えば、グスターヴォ・ドゥダメルです。

ドゥダメルに続く指揮者が、N響に登場。
ここに興味があり、留守録してみました。

NHKEテレ
「クラシック音楽館」
1月10日(日)放送
<N響 第1820回 定期公演>

管弦楽:NHK交響楽団
ソプラノ:ケイト・ロイヤル
指 揮:ディエゴ・マテウス
(2015年11月14日 NHKホール)


曲目
1.交響曲第5番 嬰ハ短調 から アダジェット(マーラー)
2.リュッケルトによる5つの歌(マーラー)
3.交響曲第5番 ホ短調 作品64(チャイコフスキー)


最初、興味の対象は、指揮者ディエゴ・マテウスでした。

しかし、インタビューを見ていて、ソプラノのケイト・ロイヤルさんに、刺激を受けました。
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「リュッケルトによる5つの歌」は、1曲が2分~5分の歌曲です。
その1曲、1曲に、深い洞察と、想像力を働かせ、理解し、表現している「姿勢」です。

例えば1曲目「ほのかなかおりを」について・・・

「この曲は、呼吸についての歌です。
香りを吸い込む感覚と、その香りをどう感じるかに集中しますね。
知覚についての歌なので、イメージしやすく、歌う時の焦点です。
強かった花の香りが、消えてしまった時のような、もの悲しさもありますね」

・・・5曲全てに、具体的な考察・物語が構成されています。

演奏中の表情にも、それがよく表れていて、字幕を見なくても、「気持ち」が伝わります。

指揮者と声楽家の「楽曲理解への道筋の違い」も、素人なりにすごいなぁと思いました。
大変興味深いものでした。

さて、ディエゴ・マテウスの指揮・・・

熱い・・・

オーケストラの懐の深さに支えられて、思う存分、熱い指揮ぶりを披露したように感じます。

来日の機会があれば、今度はライブで鑑賞したいです。

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ディエゴ・マテウス
1984年生まれ。31歳。

エル・システマで、ヴァイオリンを学んだ後、の基幹団体であるシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ(現シモン・ボリバル交響楽団)に所属。
2008年3月、プエルトリコでのカザルス音楽祭で同オーケストラを指揮し、国際的な脚光を浴びた。
同年秋には、アバドがボローニャに創設したモーツァルト管弦楽団にデビュー、翌2009年には首席客演指揮者に任命される。
2011年にはヴェネチア・フェニーチェ歌劇場の首席指揮者に就任、サイトウ・キネン・オーケストラからも招かれた。
2013年3月、初めてN響を指揮。
同年夏からメルボルン交響楽団の首席客演指揮者としての活動も始まっている。

★ディエゴ・マテウス さんへのインタビューから・・・
「指揮者になりたいと思ったのは、エル・システマの創設者、アヴレウ先生と言う、良き指導者と出逢えたからです。

指揮の勉強をして、それまでとはまったく違う世界に触れ、新しい音楽のとらえ方や、表現方法を発見しました。

音楽は、コミュニケーションです。
これからも努力を続け、楽しみながら、80歳、85歳になっても、今と同じことをしているのが理想なんです」

★エル・システマについて
政府支援のもと、青少年に無償で楽器と音楽指導を提供する、南米ベネズエラの音楽教育システム。

1975年に、経済学者で音楽家のホセ・アントニオ・アブレウ博士らにより、始められました。

この組織は31のオーケストラを有し、31万から37万の子どもたちを国中の音楽学校に通わせています。(2013年現在)

学生の70から90%は貧困層の出身で、経済的困窮、ギャング、薬物、犯罪から彼らを守る目的もあります。

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ogatamayumi

Author:ogatamayumi
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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