ハンヌ・リントゥと フィンランド放送交響楽団2015

2015年。
今年はフィンランドの生んだ偉大な作曲家、シベリウス生誕150年の年でもあります。

来日した、フィンランド放送交響楽団の演奏会は「すごかった」
・・・・あちらこちらで、耳にしていました。

NHKクラシック音楽館
11月29日(日)放送
<ハンヌ・リントゥ指揮 フィンランド放送交響楽団演奏会>


首席指揮者、ハンヌ・リントゥ
1
1967年、フィンランド生まれ。現在、首席指揮者。

フィンランド放送交響楽団
2
1927年創設。北欧フィンランドを代表する、名門オーケストラ。

プログラム

1.交響詩「フィンランディア」作品26(シベリウス)
2.バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47(シベリウス)
3.交響曲 第2番 ニ長調 作品43(シベリウス)

管弦楽:フィンランド放送交響楽団
バイオリン:諏訪内 晶子
指 揮:ハンヌ・リントゥ
(2015年11月4日 サントリーホール)


クラシック音楽館の好きなところは、N響ばかりでなく、海外の演奏家の演奏会も、積極的に放送するところです。

指揮者のリントゥ氏は、1曲ごとに、丁寧な「解説」を入れてくれています。

■フィンランディアについて
「この曲は、シベリウス34歳の時の作品です。

今回のコンサートでは、この曲を"序曲"のように、冒頭で演奏します。
とても良いと思います。

母国フィンランドでは、常に"最後に"演奏され、聴衆が感極まるのが"お約束"なのです(笑)」

■バイオリン協奏曲について
「この曲の特徴は、第一楽章に出ています。
普通、最後に来る"カデンツァ"が、ここでは中間に来ています。
つまりアーチ状に構成されている・・・特筆すべきことです。

民族的ではありますが、フィンランドのものではありません。
"重厚な北欧の踊り"というイメージを忘れて聴いてみてください。」

■交響曲二番について
「この曲が、フィンランドの独立運動と結びつけられてしまうのは、嘆かわしいことです。
今回は、あくまで"交響曲"として、純粋に味わってほしいのです。

音楽が訴えかけるものを、そのままに感じ取ってほしいのです。

また、この曲の特徴は、第三楽章'スケルツォ"から、第四楽章"フィナーレ"が、続けて演奏されることです。
これは、ベートーベンの交響曲第五番"運命"に、影響されているのかも知れません。

のちに、最後の交響曲となる七番は、ひとつの楽章で作曲されています。
ここに至る大切なプロセスは、この二番から始まっていることを見落としてはいけないと思います。

また、第一楽章では、交響曲に必ず存在する、"第一主題""第二主題"というものがありません。
8つの異なる主題を、パズルのように複雑に組み合わせて構成されています。

この独創的な曲の組み立て方は、やがてシベリウスの作品の"トレードマーク"となりました。
そういう意味でも、この二番は重要なのです。」

・・・・・・
素人の私にも、分かりやすい解説で、「そういう気持ちで」聴くことが出来ました。

金管の深い輝き
木管の豊かな表現力
弦楽器の重厚でビロードのような響き

文化、気候の違いなのでしょうか。
重心の低い、素晴らしい演奏の数々でした。

そこに、諏訪内さんの力強いハッキリとした響きが、調和します。

テレビでこんなに素晴らしいのですから、生演奏はどれほどのものだったのかと・・・・
うっとり想像しました。

マエストロの指揮には、ものすごい「目力」があり、がっしりとしたカリスマ性を感じました。
長年、このオーケストラと一緒に演奏し続けていればこその、信頼関係があるのだと思いました。

・アンコール
■シベリウス 
組曲「ペルシャザール王のうたげ」から「夜の音楽」

交響詩「四つの伝説」から「レンミンケイネンの帰郷」

私の知っている曲は、フィンランディアと、交響曲二番だけでした。
こんなにシベリウス三昧は初めての経験でした。

・・・・・・・・

「シベリウスは、幼いころからいつも身近に聞いているので、まるでアルファベットのように、近しい存在です」

「シベリウスは、フィンランドの音楽の歴史を築いた恩人です」

・・・こう語る、オーケストラの団員の演奏家のみなさん。
演奏中も、とてもとても・・・楽しそうでした。

最後の「コンサートプラス」も、シベリウスでした。
■弦楽四重奏曲「親しい声」から第二楽章
演奏 メタ・フォー弦楽四重奏団

知人に薦められ、留守録して正解でした。

ありがとうございました。

・・・・さて、今度の日曜日は・・・・

行きたかったけれど、行けなかった「あの演奏会」

■12月20日(日) 21時~ Eテレ放送
「クラシック音楽館


・・・すごいです。きっと。
絶対に、留守録します。

バイオリン:五嶋みどり
指 揮:パーヴォ・ヤルヴィ

<N響 第1819回 定期公演>

1.アディトゥス(トゥール)
2.バイオリン協奏曲 第1番イ短調 作品77(ショスタコーヴィチ)
3.管弦楽のための協奏曲(バルトーク)

※詳しくは、こちらをご覧ください。
クラシック音楽館公式ページ

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プロフィール

ogatamayumi

Author:ogatamayumi
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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