マタニティーマーク「本来の趣旨」

マタニティーマーク

このマーク。
2006年3月に厚労省が公募で選びました。
おなかの目立たない妊娠初期ほど、重いつわりに悩むケースが多く、配慮を呼びかけるものです。

他にも受動喫煙の防止や、体調不良、災害時に妊娠中と知らせる役割もあるそうです。
鉄道など交通各社は優先席にマークを掲示し、お年寄りなどと同様に席を譲るように呼びかけているものです。

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今、このマークについての賛否両論が広がりを見せているそうです。

妊娠中であることを示す「マタニティーマーク」を厚生労働省が定めて今年で10年目。

国の自治体が妊婦さんにキーホルダーなどのグッズ類を配布しているが、「反感を持たれそう」などと使用を控える動きが広がりつつあると、朝日新聞(2015年10月17日)は伝えています。

昨年より、製造元には、「なぜ妊婦を優遇するのか」といった声が寄せられるようになったそうです。

それは主にネット上での出来事です。
■ネットの声から
●妊娠は病気じゃないのに特別扱いはおかしい、電車に乗るべきじゃない。

●LGBT(性的少数者)の私は子どもが産めない。マークを見るとつらい。

●妊婦のとき本当に身体がつらかったんで、恩返しの意味も込めて席を譲りたい。マークつけてください

●結婚指輪とか、マタニティーマークとか、幸せの記号みたいなものをやっかむ人っているからなあ。でも、命に関わることもあるから絶対につけて欲しいんだよなあ

●幸福感を感じるデザインを変えたほうがいいのかもしれない。

●かばんのポケットにつけてた。倒れたりした時用に。妊婦でも嫌がらせは受けなかったけど、席は全然譲られないので、始発駅とかにいくことにした

●妊婦だからとかいう以前に、自分が相手の立場だったらという想像力が世の中全体に欠けてると思う。みんな取引先や客にはペコペコしているはずなのに、電車の中では鬼。あれでよく仕事できるな~と思う

●身体的経済的理由で子どもを持つことが「できない」人が増えている現在、妊婦であることは弱者よりむしろ特権だと思われる機会が増えているということじゃないかなあ

・・・・・
そもそもマークの認知度自体が高くないそうです。
内閣府の昨年の調査では、マークを「知らない」と答えた人は45・7%と約半数を占め、男性の約6割が知らなかった。
また、30代をピークに年代が上がるほど知られていないといいます。

非正規雇用の女性に対する「マタニティー・ハラスメント」(妊娠を理由に解雇)も、問題視されている現実があります。

結婚指輪も、マークも、幸せそうという理由で排除される。

しかし、それは必ずしも「幸せの証でない」ことを・・・
経験がなくとも、想像することはできるはず・・・

■本来の趣旨は「命を守りたい」・・・と言うことです。


ネットと言う「顔のない」匿名での「大声」
自己中心的な価値観の押しつけ

ここでもまた、過剰反応社会の悪夢 榎本 博明 (著) 角川新書・・・を、思い出します。

・昆虫が気持ち悪い・・・と、ジャポニカ学習帳から昆虫写真が消えた
・子どもの声がうるさい・・・と、保育園から、外遊びが消えた
・家族のいない人が不愉快になる・・・と、就活を励ます家族の姿を描いたCMが消えた
(本書の事例より)

・・・・・・・

働く女性が増え、社会の変容の中で、「小さな命を守る」ことと、こういった中傷は関係ない。
人の「心」の在り様の問題だと思います。

想像力のある人、思いやりのある人は、
たくさんいるのですから・・・・

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ogatamayumi

Author:ogatamayumi
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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