沖縄慰霊の日に

NHKスペシャル
「沖縄戦 全記録」

2015年6月17日放送

昭和20年、4月から6月にかけて、沖縄では、民間人を巻き込んだ、壮絶な戦いがありました。
20万人を超える犠牲者の中で、12万人が民間人。
沖縄県の方々です。
その数、実に当時の県民の4人に1人が犠牲になられたとされています。

戦況が悪化の一途をたどる、日本軍は、「本土防衛の防波堤」として、米軍との持久戦を、沖縄の軍に求めました。
さらに「県民は、命をかけて、国を守る。玉砕せよ」と、沖縄の県民に通達します。

市民が強いられた、沖縄の地上戦。
亡くなった沖縄県民は推定12万人以上。
決死の戦闘を命じられ、女性や子どもたちも亡くなりました。

この番組では、これまで入手できなかった、アメリカ国立公文書館の、極秘データ、映像を入手し、沖縄返還に合わせて、沖縄県が行った、膨大なデータと証言テープから、「沖縄戦」を、クローズアップしています。

沖縄県が所有している、約8万人分の犠牲者のデータを、解析。
「いつ・どこで・どんなふうに」・・・その方々が亡くなったのか、を、詳細に分析しています。

証言テープでは、
「女性も、こどもも、最後は爆弾を抱えて、アメリカ軍へ突っ込んだ」
「一億玉砕を、当たり前のことと信じていた」
「壕の中で、赤ちゃんの鳴き声がうるさいと言われ、子どもの命を自ら奪った」
「日本軍が、年寄りは壕から出て行け、と、叫び、銃を突き付けた」
・・・多くの市民が、狂気の渦に巻き込まれてゆく様子が、語られています。

追い詰められた日本軍は、沖縄県民に対して、「防衛招集」をかけました。
これは、民間人が、即、兵隊としてみなされ、戦場に送り出される法律です。

現在は、予備自衛官に対して使われる言葉なのだそうですが、当時は、民間人が、訓練も装備もなく、いきなり、最前線に立たされました。

日本軍内のパニック
アメリカ軍内のパニック

錯乱したアメリカ兵の様子も、映像として出てきます。
・・・アメリカ軍の映像や写真には、死体がたくさん出てきます。
今回は(「実際の遺体が映像で出ます」と注が付き、番組が始まりました)

目を背けてはいけないと思いながら、胸が苦しくなりました。
この番組。
辛くて、一度には見られませんでした。
何度かに分けて、見ました。

生き残った人たちが口にした言葉・・・
「なぜ・・・としか、言いようがありません」

とても重い言葉です。

・・・・・・・・・

戦後70年

この記録は、今でなければ、本当に手に入らなかったのか・・・

政府が、「国民の安全」「国防」と言う名のもとに、「もう後戻りできない」、多くの「法案」を成立させた後の「今」

「今」ならいいです・・・・と。
なにか、目に見えない意図や力が動いたのか。

いろいろな見方、考え方があると思います。
また、制作サイドの意図が、中立公正であるかどうか、
本当に「全貌」なのか、
私には判断できません。

ある日突然、考えたり、判断したりする間もなく
戦火の真っただ中に、投げ出され、筆舌に尽くしがたい状況の中で、消えて行った12万人の命。

はっきりとわかることは、
国の「盾(たて)」に、民間人がされたこということです。

私の叔父は、沖縄県久米島出身です。
「その時」、沖縄にはいなかったそうです。
10代で特攻隊員として、別の地で終戦を迎えたそうです。

叔父は亡くなるまで、何も語りませんでした。
しかし、テレビや新聞に向かって、いつも怒りを口にしていたことは、覚えています。

・・・・・・・
今日は、沖縄慰霊の日です。

改めて、
心から、追悼のお祈りをささげたいと思います。

合掌。

沖縄の県花は、「デイゴ」です。
「でいご」として、私たちは歌の中で知っています。
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プロフィール

ogatamayumi

Author:ogatamayumi
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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