ドラマ20世紀ベスト1「大地の子」

作家・山崎豊子さん。
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1924年(大正13年)1月2日 - 2013年(平成25年)9月29日。
1924年中国・長春市生、53年帰国。小説家および理学博士。
「大地の子」「二つの祖国」、 「不毛地帯」は、戦争三部作と言われています。
その他の代表作には「白い巨塔」等があります。

「大地の子」

1995(H7)年にNHK放送70周年記念番組として、日中共同で制作されたドラマです。
「大地の子」(7回シリーズ)を再編集し、15回シリーズとして、再放送されることが多いドラマです。

脚本:岡崎栄 演出:松岡孝治、榎戸崇泰、潘小揚
出演:陸 一心(上川隆也)、仲代達矢(松本耕次)、宇津井健、田中好子(松本タキエ)、永井真理子(張 玉花)、陸 徳志(朱旭)、江 月梅(蒋 文麗)、趙 丹青(盖 麗麗)ほか。

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第二次世界大戦が終結。
旧満州での戦闘で、親とはぐれてしまった幼い主人公(日本人少年・松本勝男(中国名は陸一心))の物語です。

・・・・こう書くと、短いですが・・・

作家・山崎豊子さんが、8年の歳月をかけて完成した原作の、超大作テレビドラマです。

制作にあたって、原作者である山崎豊子さんは、その著書「作家の使命 私の戦後」(新潮社)のなかで、次のように述べています。

「私は、{大地の子}は、最初から映像にはならないと考えていました。あまりに中国の真実というか、暗い面も描いているからです。中国の支配層は嫌がるに違いない。{大地の子}は、絶対テレビにはならないと思っていたのです。」

「日中共同制作に持ち込むまでのNHKの苦労は大変なもので、交渉だけでも、1年3か月の歳月を費やしました。」

「私はもともとNHKは嫌いなことろでしたが(笑)、中国側と忍耐強く交渉される姿を見て、頭が下がりました。」

・・・・・・・・・

2000年。
このドラマは、読売新聞の
「あなたが選ぶ20世紀ベスト・ドラマ」のNo.1に、圧倒的な得票数で選ばれました。

国内外では
*平成7年度芸術作品賞 受賞
*モンテカルロ国際テレビ祭最優秀作品賞ゴールデンニンフ賞 受賞
*第4回橋田賞 橋田賞大賞 受賞
を、受賞している作品です。

・・・・・・・・・
このドラマは、完全全編オールロケです。
スタジオでは、ワンシーンも撮影していません。

主なロケ地は、中国の東北地方(旧満州)、長春(満州国の首都があった場所)、大連、北京、内蒙古自治区の州都、上海など。
ドラマの原作に出てくる地名の場所には、実際に出かけて行ってロケを行っています。

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■ロケのトピックス(制作サイトより)

・すごい沙漠の中にある労働改造所(刑務所)でロケ。

中国では文化大革命の時、思想犯を労働改造所に収容して農作業などをさせており、昔、労働改造所がたくさんあったのです。
ロケをしたところは、内モンゴルから車で普通に行くと6時間くらいかかるところ。

しかし、その労働改造所は沙漠の中にあるので、半分砂嵐で埋まっていたのですが、中国の人達が全部掘り出して門などを作り直し、3ヶ月ぐらいかけて当時のままの労働改造所を作り直したのです。

今でいうと「砦」のようなもので、高さが5メートルくらい、一辺が250メートルぐらいある、ものすごく大きな真四角の労働改造所です。

季節にも、ものすごくこだわっています。

普通は一回ロケ地に行けば、春のシーンも冬のシーンも一緒に撮ったりするのですが、「大地の子」では春のシーンは春に撮り、秋のシーンは秋にまた出掛けて行って撮影しています。

3回に分けて全120日の中国ロケ。

例えば普通、エキストラというと、日本では200人ぐらいがせいぜいなのですが、中国では真冬のダム工事のシーンで、最高600人が出るシーンを撮りました。

中国人の監督が最後まで交渉をして、あるシーンでは、本物の軍艦を使っています。
また、天安門の脇にある人民大会堂(日本の国会議事堂)も借りたのです。
その中の「四川省の間」という天井の非常に高い立派な場所が、ロケ地なのです。


・・・・・・・

このお盆休み・・・
私は一気に見ました。
気が付けば・・・11時間。670分です。
時々は正座して、時々涙して・・・

当時、まだ無名に近かった、俳優、上川隆也さんは、その台詞のほとんどが中国語でした。
中国人スタッフもほめたたえたその、役に対する覚悟と、言葉に対する執念のようなものを感じました。

ドラマはフィクションです。
しかし、フィクションの世界にも、「本物」のドラマと言うべきものがあるように思いました。

制作から20年が経っても、まったく色あせないドラマでした。

■NHKオンデマンドの他、「大地の子」DVDセットは、ご購入もできます。
アマゾン

■「大地の子」が、今年、再放送されます。
・BSプレミアムにて、2015年10月10日(土)より再放送されます。
(7度目なのだそうです)
・毎週土曜日午後6時からです。
詳しくはこちらをご覧ください。

NHKオンライン

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ogatamayumi

Author:ogatamayumi
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
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