アンサンブル練習「10のポイント」

アンサンブル

辞書によると
「①合奏。合唱。重奏。重唱。②演奏団体。③合奏や演技の調和の具合。」
◎アンサンブルが良い=調和がとれている

吹奏楽の世界でも、各地区大会、県大会がほぼ終了し、来年の支部大会に進まれたチームも多いことと思います。
まだ予選が来年のチームも・・・・

この冬休みの練習について、毎年ですが、一例をご紹介します。

「アンサンブル楽曲完成までの10のポイント」

1、次の大会に進まれたチームは、「新しい楽譜と交換する」
・・・・・まっさらな楽譜に、次への歩みを書き込むことで、気持ちがリセットされ、モチベーションが上がります。

2、スコアーを用意する
・・・・・チーム全体の動きの中での、自分のキャラクターを確認します。

3、暗譜をする
・・・まずは、もう一度、暗譜をしっかりとします。
練習の時には、楽譜は置いておきますが、暗譜をしていると、自分以外の人の音を良く聴くことが出来ます。
アイコンタクトもしっかりと取りやすくなります。

4、声に出して歌う
・・・・自分のパートを声に出して、歌えるようにして、チームで合わせます。
四重奏なら「四重唱」になるし、六重奏なら「六重唱」になります。
手をつけたり、身体を動かしたり、揺らしたりしながら、抑揚をつけて歌うことにより、正しい音程となり、音楽的な表現が出来るようになります。

5、リズム唱を声に出し、手を叩きながら行う
・・・・・3人でも、リズムの調和、組み合わせが取れないことがあります。
メトロノームを前において、初めは正確に
慣れてきたら、アゴーギク(フレーズのゆれ、フェルマータ)もつけて


6、録音をして、検証する

・・・・自分たちの演奏を録音します。
簡単なラジカセや、アイポッドなど、身近なもので。

★聞き返すポイント
・一番大切なことは、メロディーが途切れずに、誰が演奏していても同じ形で、前方で聴こえているか。


・1回目・・・お客さんになったつもりで聴く・・・音楽が流れているか、聞きやすいか、自然か、フレーズの受け渡しがきれいか、バランスはどうか。

・2回目・・・楽譜を見ながら聴く・・・技術的な問題点を見つけたら、この部分で止めて、何回も聴き直し、なおすべき点を、楽譜に書き入れて行きます。

・3回目・・・ハーモニーを聴く・・・メロディーが、ハーモニーの変化に、しっかりと乗って流れているかを、「感覚」で、判断します。

お互いに指摘したり、意見を出し合って、練習する過程がとても大切で、より大きな達成感へとつながります。

7、並び方を変えてみる
・・・・録音の結果から、又は、広い場所で演奏した結果から考察します。

ひとつの並び方だけにとらわれずに、いろいろと変えてみます。
丸くなって演奏すると、お互いの顔がよく見え、音の受け渡しも良く分かります。
低音を中心に持ってくる、リーダーが前に出て、アインザッツを大きく出す・・・など、「こうでなければいけない」と決めずに、柔軟に工夫し、最終的に決めます。

8、録画を取る
・・・・
1、不自然なアインザッツをしていないか。
曲本体とはまったくちがうテンポで、合図を出すチームがとても多いのです。
おおげさな合図。予備と、1拍目が合っていない合図・・・を確認します。

2、打楽器の場合、導線に不自然さ、無駄がないか、見ていて調和があるか。
※バチや、小物など、道具を直接、床に置く行為は、絶対にしてはいけません。

3、最近多い、「異種混合アンサンブル」
例「管打楽器」「金管・木管・打楽器」など・・・・
この場合、セッティングだけで、音楽が変わってしまうことがあります。
いかに音楽が調和するか、見ていて自然かを確認します。

9、お手本の演奏と聴き比べる
・・・・できるだけ「プロの演奏」をお手本にしましょう。
自分たちの録音と聴き比べます。
大切なことは、フレーズや主題の音楽的表現が、お手本と比べてどうか、ということです。
「まね」ができると言うことは、とても大切なことです。

※今は「フレシキブル楽譜」という、どんな組み合わせでも出来る楽譜が流行しています。
「お手本と言われても・・・」と言うこともあります。
こういう時には、「想像力」を働かせて、自分たちの録音だけで評価します。

※また、本来吹奏楽の為に書かれた「オリジナル」を、アンサンブルに縮小するチームも多くなりました。
この場合は、もともとの曲の演奏を聴きます。

10、気持ちの伝わる「アイコンタクト」を行う
・・・・ただ何となく、相手の方を見るのは、アイコンタクトとは言いません。
ハーモニーを合わせる、フレーズを受け渡す、主題に寄り添う、・・・いろいろな場面で、心から「あなたと一緒に」という気持ちで、相手の目を見ることは、意外とむずかしいものです。
これができるようになると、心に余裕が生まれ、「楽しい」と言う感情が生まれてきます。

※舞台上で、身体ごと誰かと向き合うなど、不自然な動きを多く目にします。
この瞬間、楽器から出る音の「方向」が変わってしまい、バランスを崩します。
何より、見ていて合理性がありません。
これは「アイコンタクト」とは異なるもので、避けましょう。

※テンポの変わり目・フェルマータの痕など、「絶対に見なければならない場所」も、確認しましょう。

■指導者の先生方へのお願い
普段はお忙しく、なかなか、見てあげられないのが現状だと思います。
冬休みだって、お仕事は一杯。
その中のひと時、チーム1つ1つに少しだけ、丁寧に向き合ってあげください。

■ハーモニーとメロディーのバランス
■セッティング
■録画・録音の検証
■音楽的にするために必要なら、躊躇せずに「先生が指揮を」しましょう。
・・・・練習の時ならば、大いにして良いと思います。
グイグイ・・・引っ張り上げて、楽しさに「火」をつけてあげてください。

特に、この4つは、先生がついていてご助言いただくことが、一番子どもたちには安心して練習に打ち込める原動力となります。


この季節は、風邪やインフルエンザにもご心配な時です。
先生も、生徒さんも健康に注意なさって・・・・

どうぞ、良い練習と音楽を・・・・

応援しています。

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プロフィール

ogatamayumi

Author:ogatamayumi
緒形まゆみブログへようこそ!

東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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