教育勅語と教育基本法

本日もありがとうございます。

今、話題になっている「教育勅語」。
自分の中では「歴史」にとどまっているこの文言が、にわかに、取りざたされています。

2017年3月
安倍内閣は、「教育勅語」を学校教材に使うことを否定しない。
とする答弁書を3月31日、閣議決定したからです。


類似した発言に関しては、1970年代、当時の田中角栄内閣時代から、浮かんでは消え、消えては浮かんできたことのようです。

少し調べてみました。
(以下、ブリタニカ国際大百科事典・大辞林 ・日本大百科全書・世界大百科事典より)
そもそも「勅語」の意味が分からない・・・

勅語とは・・・
天皇の口頭による「ことば」の意味

教育勅語(きょういくちょくご)とは・・・

教育勅語は明治23年(1890年)、大日本帝国憲法が施行された年に発布され、戦前の教育規範。
1948年失効。

正確には「教育ニ関スル勅語」。
国民道徳の基本を示し,教育の根本理念を明らかにするために,1890年 10月 30日に発布された。
本文は 315字,内容的に3つの部分から成っている。

教育勅語原文
1

{経緯}
自由民権運動の昂揚に危機を感じた明治政府は、これを直接弾圧するとともに,ふたたび自由民権思想が起こらぬよう学校教育の統制に乗り出し,1879年の〈教学聖旨〉で仁義忠孝を中核とした徳育を教育の根本にすえることの重要性を説いた。

{これによる弾圧}
1890年に出された〈教育勅語〉は,道徳の淵源を天皇に置いていたため宗教・道徳と政治の区別が確立せず,信教の自由,言論の自由が制限されることになった。

キリスト教信仰が、近代天皇制国家理念と相容れない反国家性を持つものと非難された。

{学校現場では}
この勅語は,日本教育の根本方針は〈皇祖皇宗ノ遺訓〉にあるとし,そこから徳目を引き出し,国民はこの徳目を実践し,国家有事のさいには一身を国にささげ,天皇の治世がいつまでも盛んに続くよう助けるべきだ,と説いていた。

1890年、教育勅語発布後は、教師の仕事を決定的に拘束した。
翌91年の文部省令〈小学校長及教員職務及服務規則〉では,校長,教員は教育勅語の趣旨を奉体し,法律,命令の指定にしたがって職務に服すべきことが指示された。



現在、この国の教育に関する法律は「教育基本法」があります。
教育基本法

1947年(昭和22年)教育基本法公布・施行。
2006年(平成18年)全面的に改正し、公布・施行される。

その中には、以下の内容も含まれています。

■第二条
教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。

1、 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。

2、 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。

3、 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

4、 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。

5、 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。


■第十条

・1項・家庭教育。
父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。


■詳しくは、文部科学省のホームページをご覧ください。
教育基本法ってどんな法律?



以下私見です。

今なぜ、教育勅語が取りざたされるのか。

教育の力は、良くも悪くも「大きい」ことは、歴史が示しています。、

親孝行・善い行いをする・友達と信頼し合う・他人に親切に・学問にはげむ・・・

確かに教育勅語でも、書かれています。
しかしその時代背景は、全く異なるものです。

教育基本法のもと、学校教育の現場では、人として生きるために大切な事柄に対して、日々、先生方は奮闘しています。

社会の変化にともなう複雑な問題の中で、子どもたちのために奮闘努力していらっしゃいます。

政治の世界から、「教育勅語」容認の発言には・・・

その裏に、別の意図を勘ぐりたくなります。

時代錯誤と、違和感を感じます。

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合唱曲、パート別練習CD

本日もご覧いただきありがとうございます。

昨日、吹奏楽の全日本課題曲のパート別配信のご案内をいたしました。

合唱曲についても、パート別CDがあります。

ONTA(オンタ)と言います。

1

現場の先生方はすでにご存じのCDです。
ずいぶん昔から販売されています。

私が新採の頃は、こういうものがありませんでした。

授業時数も少なく、合唱曲のパート練習を授業だけで行うことは厳しいことでした。

各クラスでも空いた時間にパート練習出来たら・・・

そこで、考えたのが「パート別」に音源を作ることです。

当時はまだカセットテープの時代。
若い方々はなにそれ?でしょう。

学校のチャイムが鳴らなくなる、夜間に、音楽室で1人黙々と作りました。
自分で伴奏弾きながら、ソプラノ・アルト・テノール・バスと・・・
1パートずつ、歌い、録音しました。

何十曲も、来る日も来る日も作りました。

それをダビングして、合唱コンクール前になると、「教室で自主練!!」と言って、配りました。

子どもたちはパートリーダーを中心に、積極的に取り組んでくれました。
そのおかげで、授業では曲の理解や、音楽的な仕上げに力を入れることが出来ました。

録音に時間はかかりましたが、まったく苦労とは思いませんでした。

昔は、音域も広く、声も出たんですね。
自分の勉強にもなりました。

新曲が出ると、また録音・・・を続けていましたが・・・
だんだん職業病から、声が出にくくなり・・・

そんな時、「パート別CDが発売された」と聞きました。

ぼーぜん・・・

でも助かったと思いました。

Nコンや他のコンクールの課題曲の為のものではなく、授業のための合唱曲用でした。

今でも活用されていることでしょう。

今は、教科書準拠の指導用CDにも、このパート別CDは、それぞれの教科書会社が作っています。
時代を感じます。

大昔のことを、ちょっとだけ、思い出しました。

★ONTAについては、こちらから委細、販売をご確認いただけます。
教育芸術社

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イグノーベル賞「笑わせ、そして考えさせる科学賞」

本日もありがとうございます。

Eテレ「スーパープレゼンテーション」

アメリカのプレゼンイベント「TED」から、毎回、いろいろなプレゼンテーションを紹介する番組です。
2017年3月23日は・・・

イグ・ノーベル賞

イグ・ノーベル賞創設者・マーク・エイブラハムズさんのプレゼンでした。

イグ? Ig

Ig=ではない。
「Ig Nobel」=ノーベル賞ではない
「Ignobel」=不名誉な
・・という意味なのだそうです。

イグノーベル賞は1991年から始まりました。
選考委員長・創設者・マーク・エイブラハムズさんの本業は、科学雑誌の編集長。
1

まずはマーク・エイブラハムズさんのプレゼン。

「イグノーベル賞には、毎年9000もの応募があります。
受賞することは大変難しいのです。

「しかし、選考基準は1つです。

笑わせ、そして考えさせるものかどうか

ユーモアに富んだ話しっぷりに、引き込まれます。

まさに、
「笑わせ・・・・そして、考えさせる」

自分のことを考えてみても、確かに、そういう時に「考えてる」し、「よく聴いている」と気付きます。

おぉー。

・・・・
番組では、本編の他、イグ・ノーベル賞の舞台裏や、受賞者の研究内容など、ふんだんに紹介されていて、ここでも大笑いしました。

公式マスコットは「考える人」が逆さに・・・
2


受賞分野には、医学賞、物理学賞など、様々な分野があるのです。
またこの授賞式がすごい。

会場はハーバード大学。
プレゼンテーターは、本物のノーベル賞受賞者。

一見、バカバカしいような研究も、特許を取ったり、企業の目に留まり製品化されたり・・・
世の中の役に立っている様子も知りました。

毎年の受賞者の中で、一番多いのは「日本人」とのこと。
ビックリです。

その理由を主催者は「日本と言う国は、自分と異なる個性を認める寛容さがあるから」と語っていました。

そう・・・かなぁ

今年10月にはどんな研究が受賞するでしょうか。

知っている人は知っている(きっと)
私は知らなかった、「イグ・ノーベル賞」

久々に、大笑いして、そして考えた。
心がポッとあったかくなるプレゼンでした。

■是非、こちらからご覧ください。
TED「笑わせ、そして考えさせる科学賞」

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最後の授業

本日もご覧いただきありがとうございます。

2017年度、都内公立小学校で非常勤講師として、音楽授業を担当させていただいていました。

今年度は小学2年生・5年生を担当。
毎回、発見や学びの連続でした。

フリーになってすぐに、講師のお話をいただき、足かけ8年間。
いろいろな小学校に勤務させていただきました。

小学校低学年の音楽教育に携わりたい・・・

これは、新卒以来の念願でした。
それが叶った日々でした。

この8年間では、特別支援学級や、特別支援学校でのお仕事もさせていただきました。
一番長かった小学校では、5年間お仕事させていただきました。

子どもたちからは、いつもエネルギーをもらい、授業での発見や驚きを抱え、喜びの連続でした。

今日は、「最後の授業」でした。

もちろん私だけがしみじみしている訳で、子どもたちは元気です。
「3ねんせいになっても、げんきでね~」と、お別れしました。

非常勤は1年契約です。
そういう意味からは、毎年が「最後」・・・

しかし、同期の常勤は「定年」の歳です。
私も60歳になりました。

4月からのことはまだ分かりませんが・・・

本当に最後だったかも知れません。
・・・そう思うと、やはりさびしいです。
今はただ、心にポッカリと穴が開いています。

それでも8年間を振り返り、感謝の気持ち以外は何もないのです。

フリーになっても、教壇に立ち続けられたことは、自分にとっての基軸となるものでした。

ご縁を下さったたくさんの先生方、先輩諸氏に、心より感謝いたします。

さようなら
もうすぐ桜です。

みんな元気でね。
ありがとうございました。

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「教育音楽中高版」連載開始のお知らせ

本日もありがとうございます。

月刊「教育音楽」(音楽之友社)

この本は、小学校版と中高版の2種類、毎月発行されています。
現場の音楽科教員のための月刊誌です。
1

毎号、授業への工夫、教材、トピックが満載で、私も現職の頃は毎月購読していました。

この中高版4月号から、連載を担当させていただきます。
3月15日、明日発売です。

連載は、新卒、ベテランを問わず「初めて吹奏楽部の顧問」になられた、音楽科の先生方を対象とした内容になっています。

音楽科・・・というだけで、何でもできると思われる。
しかし、現実には、みなさん専門があり、声楽・ピアノ・楽理・作曲・それぞれの術科と、違うのです。

しかし専門外でも、指導できません。
・・・では済まない部活指導。

そんな先生方が少しでも元気で、吹奏楽部の指導が出来るように。
音楽科ならではの、「音楽の専門性」を活かせるように・・・

私も吹奏楽未経験、まったくの素人からの出発でした。

現場の先生方のお声も、聞かせていただきながら・・・

そんな想いとともに1年間、一生懸命に担当させていただきます。

微力ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

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プロフィール

ogatamayumi

Author:ogatamayumi
緒形まゆみブログへようこそ!

東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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