部活指導者、国家資格を検討

本日もご覧いただきありがとうございます。

近い将来「部活動」は、「社会教育」となる。

新教育課程、学習指導要領に、明確に「部活動は社会教育へ移行」と、示すべき。

そんなことを思わせるニュースが流れました。

それは、昨年から始まっていました。

2016年12月15日(朝日新聞デジタル)

自民党スポーツ立国調査会は、2016年12月14日、学校の部活動における外部指導員の登用を進め、質も向上させるために、スポーツ指導者の国家資格を設ける方向で検討を始めた。


そして先日。

(2017年5月6日朝日新聞デジタル)

自民党は、学校の運動部活動のレベル向上や安全確保のため、指導者の国家資格制度導入に向けた検討を進める。

年内に制度の骨格をまとめて政府に提言し、来年以降に関連法整備を経て実現することを目指す。

国家資格は教員と外部人材の双方が取得できることとし、合格者を「スポーツ専門指導員(仮称)」に認定。

資格取得に当たっては、実技テストや研修を受けてもらうことを想定している。

文部科学省は2017年4月から、外部人材が指導や大会への引率を行うことができる「部活動指導員」制度を導入しており、国家資格化により指導者の信頼性を高めたい考えだ。


■理由

1、教員の労働時間軽減

2、専門性の向上


中学教諭6割が過労死ライン=月80時間超相当の残業-授業、部活増加・文科省調査

教員による部活指導は、長時間労働の要因の一つになっている。

さらに、「専門外の教員が顧問に就いた場合、適切な指導ができない」「教員の転勤で継続的な対応が難しくなる」といった指摘もある。

外部人材の活用には、こうした問題点を克服できる利点がある。





ここでのポイントは、運動系部活の指導員。

文化・芸術系には言及していません。

これまでの、休日部活動の制限や、時間の制限についても、全て「運動系」部活を前提としています。

しかし、現場ではそういう認識ではやって行けません。

活動日・時間についても、部活動全体に制限がかかります。

子どもたち、保護者、顧問自身が、活動することを望んでいた場合でも「NO」

これが現実です。

今回の国家資格導入構想。

あくまで「学校教育課程外」であるが「部活動」という現行の中で展開してゆくと・・・

今後、更なる現場での混乱や矛盾、新たな教員の負担など、未確定な要素を含んでいるように感じます。

文科省、政府、自治体。

どんな制度も、目先のことではなく、大きな視点で考えてほしい・・・

さらに、現行制度の中にあっては、画一的に導入するのでなく、「現場の声」を丁寧に聞き取り、柔軟に施行されることを切望します。

「子どもたちの心と身体の健全な育成」

このことばを、現場も、行政も「多角的に」、真剣に考えることが、未来につながると信じています。

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最後の離任式

大型連休が終わりましたね。

いろんな意味で、お疲れが出ませんように・・・

本日もありがとうございます。

離任式

退職、異動した教職員に、全校生徒で「お別れ」をする式のことを言います。

この離任式。

東京の公立小中学校では、新年度になってから行います。

だいたい4月末、5月初めのゴールデンウィークにかけて、一斉に行われます。

(これをお話すると、他県の先生方は驚きます。他では、前年度内、異動が発表された直後に行います)

今年の3月まで勤めさせていただいていた都内公立小学校でも、5月2日に「離任式」が行われました。

私も出席させていただきました。

新年度なので、新1年生は下校、式には出ません。

進級した2年生から6年生までが体育館に集まっていました。

なつかしい顔があちこち(クラス替えしているので)に見えます。
それだけで、胸が熱くなります。

離任式の形は、都内はほとんど同じです。

1、離任する教職員が、1人1人、前に出ます。
2、担当の児童は2人1組で舞台に上がります。
3、1人が「お別れのことば」を心を込めて言い、終わるともう1人が花束と、お別れの文集を渡します。
4、最後に、教職員から「お別れのことば」をします。

私は最後だったので、話を聞きながら、体育館内の子どもたちの様子を隅から隅まで見ていました。

こういう光景もこれで最後なんだなぁと、勝手にしみじみしながら見ていました。

みんなとても真剣に話を聞いています。

小さな2年生たちも・・・

すばらしいです。

授業で一緒だった児童が、小さく手を振ってくれるので、目で「うん。うん」と合図しました。

私の番が来ました。

進級した6年生たちが言葉と花束と、文集をくれました。

宝物です
1

うれしかったです・・・

私は長時間、いい子で聞いてくれた子どもたちと・・・

ー最後にゲームしてお別れしましょう!!

・・・と、「聴く」ゲームをしました。

大笑いして、笑顔でお別れしたかったから・・・

同時に、今はもう、会うこともない、たくさんの「子どもたちへ」・・・

この「さようなら」に、38年分の想いを込めました。

・・・・・・

退場は、子どもたちの間を、歩きました。

授業で関わったことのない学年の子どもたちも、あたたかく、元気に「さようなら」と声をかけてくれます。

・・・・・・・・・

思えば人生最初の離任式も、小学校でした。

胃潰瘍で入院した音楽の先生の代わりに、2か月間だけ、新卒で講師を担当しました。

1学期の途中で去る私のために、全校児童臨時離任式をひらいてくださいました。

あの時、段ボール2つ一杯の子どもたちからのたくさんのプレゼントを抱えながら・・・

「小学校に勤めたい」と決心したことを覚えています。
(常勤時代は叶いませんでしたが)

小学校で始まり、小学校で終わった「離任式」

・・・・・・

常勤で異動された先生方の足元にも及ばない。

たった1年の授業だけのお付き合いでした。

それでも、こういう「時」をいただき、「お別れ」が言えたことに、心から感謝しています。

どうぞお元気で!!

教職員のみなさま、
保護者の方々、
そして児童のみなさん。

さようなら

ありがとうございました。

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山形第六中学校東京公演のお知らせ

本日もありがとうございます。

5月の東京で・・・
素敵な演奏会のお知らせです。

山形第六中学校の修学旅行は、演奏会付き修学旅行です。

1

山形市立第六中学校
学習発表会


出演 山形六中3年生全員280名

日時 2017年5月17日(水)

会場 ティアラこうとう大ホール
東京都江東区住吉
地図・アクセス
19時30分開演
入場 無料

曲目
[山形県民の歌]
・最上川
・青葉の歌

第一部
・山形六中校歌
・明日の空へ
・COSMOS
・虹

第二部
・ふるさと紹介・スライドショー
・山形お国自慢クイズ
・花笠踊り

第三部
・あなたへ
・大地讃頌
・ふるさと


2泊3日の修学旅行で東京に行く。

この中で、「演奏会」を開催する中学校があることに、大変驚き、感動しています。

音楽科の先生は、この日の為に生徒が1年生の時から準備を進めました。

一生の思い出に残る修学旅行を・・・・

学年全体の理解と協力あってのことだと思います。

先生は前任校でも、東京での修学旅行演奏会を成功させていらっしゃいます。

今回の演奏会は、着任7年目にして、初めて実現となりました。

授業の中での取り組みの成果です。

どれほどのご苦労、段取り、ご準備が必要だったことでしょう。

音楽科として尊敬いたします。

きっと3年生280名のみなさんの、心に残る修学旅行になると思います。

ご成功を心よりお祈りしています。

近隣の先生方、生徒さんたち・・・

是非、ご来場ください。

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やっぱり鼻濁音は大事

本日もありがとうございます。

鼻濁音(びだくおん)

「濁音の子音(有声破裂音)を発音するとき鼻に音を抜くもの」

子音の中の「がぎぐげご」

「ガ・ギ・グ・ゲ・ゴ」と発音するのは、濁音(だくおん)

「ンガ・ンギ・ング・ンゲ・ンゴ」と、鼻にぬけさせるのが、鼻濁音(びだくおん)


これがまたなんとも、難しい。


「鼻濁音はこの県ではできません」と、ご指摘を受けたときもあります。

(西日本・中国地方・九州地方には、鼻濁音の存在がない。という見解もあるようです)

声楽授業では、イタリア歌曲、ドイツ歌曲ときて、やっと日本歌曲。

「それほど、日本語の発音は難しいのだ」と、習いました。

長かった教員生活、授業の中、特に歌唱では、数えきれないほど繰り返し直しました。

授業中、お手本のCDをみんなで聴きながら、「せんせ、ここ、ビダクオンですよね」と、生徒がお手本の「ダメだし」・・・と言う場面も。

わが師には、濁音から始まる言葉は「濁音」、言葉の中に入る濁音と、助詞としての「~が」は、「鼻濁音」と、きつく習いました。

「学校」は「ッコウ」
「小学校」は「ショウンガッコウ」

例外(鼻濁音でない例)
「日本銀行」は「ニッポンギンコウ」
「十五夜」は「ジョウゴヤ」

Eテレで、今年のNコン課題曲の講習会を見ました。

講師の先生、さかんに「そこは鼻濁音です」と、細かく丁寧に、徹底的に修正されていました。

「お国ことば」は、そのままで心地よい。
「民謡」も、そのままがすばらしい。

Jポップや、歌謡曲など。
公共の電波に乗せる、アナウンスや解説など。

これは・・・どーなんでしょうか。

濁音と鼻濁音の使い分けができること。

音楽科の立場からは・・・

大切だと思うのですンガ・・・

■公共放送NHKの見解は、こうなっています。(2000年のもの)
NHK放送文化研究所「鼻濁音は消えるのか」

最後までお付き合いいただき感謝です。

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教育勅語と教育基本法

本日もありがとうございます。

今、話題になっている「教育勅語」。
自分の中では「歴史」にとどまっているこの文言が、にわかに、取りざたされています。

2017年3月
安倍内閣は、「教育勅語」を学校教材に使うことを否定しない。
とする答弁書を3月31日、閣議決定したからです。


類似した発言に関しては、1970年代、当時の田中角栄内閣時代から、浮かんでは消え、消えては浮かんできたことのようです。

少し調べてみました。
(以下、ブリタニカ国際大百科事典・大辞林 ・日本大百科全書・世界大百科事典より)
そもそも「勅語」の意味が分からない・・・

勅語とは・・・
天皇の口頭による「ことば」の意味

教育勅語(きょういくちょくご)とは・・・

教育勅語は明治23年(1890年)、大日本帝国憲法が施行された年に発布され、戦前の教育規範。
1948年失効。

正確には「教育ニ関スル勅語」。
国民道徳の基本を示し,教育の根本理念を明らかにするために,1890年 10月 30日に発布された。
本文は 315字,内容的に3つの部分から成っている。

教育勅語原文
1

{経緯}
自由民権運動の昂揚に危機を感じた明治政府は、これを直接弾圧するとともに,ふたたび自由民権思想が起こらぬよう学校教育の統制に乗り出し,1879年の〈教学聖旨〉で仁義忠孝を中核とした徳育を教育の根本にすえることの重要性を説いた。

{これによる弾圧}
1890年に出された〈教育勅語〉は,道徳の淵源を天皇に置いていたため宗教・道徳と政治の区別が確立せず,信教の自由,言論の自由が制限されることになった。

キリスト教信仰が、近代天皇制国家理念と相容れない反国家性を持つものと非難された。

{学校現場では}
この勅語は,日本教育の根本方針は〈皇祖皇宗ノ遺訓〉にあるとし,そこから徳目を引き出し,国民はこの徳目を実践し,国家有事のさいには一身を国にささげ,天皇の治世がいつまでも盛んに続くよう助けるべきだ,と説いていた。

1890年、教育勅語発布後は、教師の仕事を決定的に拘束した。
翌91年の文部省令〈小学校長及教員職務及服務規則〉では,校長,教員は教育勅語の趣旨を奉体し,法律,命令の指定にしたがって職務に服すべきことが指示された。



現在、この国の教育に関する法律は「教育基本法」があります。
教育基本法

1947年(昭和22年)教育基本法公布・施行。
2006年(平成18年)全面的に改正し、公布・施行される。

その中には、以下の内容も含まれています。

■第二条
教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。

1、 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。

2、 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。

3、 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

4、 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。

5、 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。


■第十条

・1項・家庭教育。
父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。


■詳しくは、文部科学省のホームページをご覧ください。
教育基本法ってどんな法律?



以下私見です。

今なぜ、教育勅語が取りざたされるのか。

教育の力は、良くも悪くも「大きい」ことは、歴史が示しています。、

親孝行・善い行いをする・友達と信頼し合う・他人に親切に・学問にはげむ・・・

確かに教育勅語でも、書かれています。
しかしその時代背景は、全く異なるものです。

教育基本法のもと、学校教育の現場では、人として生きるために大切な事柄に対して、日々、先生方は奮闘しています。

社会の変化にともなう複雑な問題の中で、子どもたちのために奮闘努力していらっしゃいます。

政治の世界から、「教育勅語」容認の発言には・・・

その裏に、別の意図を勘ぐりたくなります。

時代錯誤と、違和感を感じます。

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ogatamayumi

Author:ogatamayumi
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東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
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