どんな花でも咲けばいい

本日もありがとうございます。

長い間の教員生活のなかで、何十回も担任をさせていただきました。

必ずあるのが「保護者会」
そして「学級懇談会」です。
バンドでも「保護者会」はあります。

話題になるのは、お子さんの成長の様子です。

なかなか思うように育ってゆかない。
こんなに時間とお金と思いを寄せているのに、分かってもらえない。

中学校と言う思春期ど真ん中のお子さんたちに、親御さんの悩みは尽きません。

そんなとき、生意気にも、時々申し上げることがありました。

「いつか花が咲けばいいじゃないですか
それがどんな花でも、咲いたことを愛おしみましょうよ」


赤いバラの花になれ
大輪の花に咲け
香りはこんなで
姿はこんなで

そう思いながらせっせと水をあげて、肥料をあげる。

その結果、小さな黄色のガーベラが咲いた

サボテンなんて、花が咲くまで50年かかるものもあるんですよ(笑)

それではだめですか?

中学校で花は咲かないかも知れない。

芽が出るだけかも知れない

芽さえ出たかどうかも分からないかも知れない

それでも、いつかは花が咲く

それはお母さんが思った花でないかも知れない

でもね、大人は咲いたことを喜びましょうよ。

どんな花だっていいじゃないですか。

水も、肥料もあんまり与えすぎると、芽が出る前に腐っちゃいますよ(笑)

・・・・若いころは言えなかったです。

現実は厳しい競争社会
そんな悠長なことを言っている場合じゃない

保護者のみなさんと年齢が近くなり、同じになり、年上になり・・・・

そんなころになって、やっと本心から言えるようになりました。

部活動も同じじゃないのかな

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2学期へ向けて

本日もありがとうございます。

最近は「夏休み」の期間が地域や学校によってあまりにまちまちなので、「夏休みも終わり」とか、「今日から二学期」も、みんな違いますね。

それでも、今週あたりから二学期スタートという学校はまだまだ多そうです。

本日は、二学期を有意義に過ごすためのご提案です。

★ポイントは、夏休みの「まとめ」をして、二学期のイメージを「具体化」する・・と、いうことです

■具体例(あくまで一例です)

1、文章に残す

夏休みを振り返り、頑張ったこと、くじけそうになったこと、チームのこと、先生のこと、友だちのこと、家族のこと、本番の演奏の時の気持ち、そして今の気持ち、後輩に残したい言葉、これからの自分への励ましなど・・・・

指導者が具体的に「例えば」と言う言い方で、書く内容について示唆すると良いかも知れません。

2、お礼状を書く

ミーティングで、自分はいったいどんな人に支えられてここまでやってこられたのかを出し合います。
そして、分担して、お礼状を書きます。

今は何でもメールの時代です。
だからこそ、「手紙」は心が伝わりやすいと思うのです。

レッスンの先生、楽器店さん、校長先生、保護者、PTA会長さんなど・・・そのチームによっていろいろだと思います。

★書き方の指導も行う

その人との距離に合わせて手紙を書くことの大切さも、部活動で指導できると更に素晴らしいと思います。

「前略」「拝啓」などの書き出しから、季節のあいさつ、~本文~結びのあいさつと、中学生以上であればここまでしたいところです。(私自身はやり切れていなかったと反省しています)

個々に投函させると、お忙しい先生方にご迷惑がかかります。
まとめて封筒に入れ、顧問の先生のお礼状も入れて、一括郵送します。

この時、「お返事には及びません。私たちからの気持ちをお伝えしたく一筆したためました」と、書き添えると、先方に親切だと思います。

3、今後の活動計画を発表する

文化祭、地域の演奏、訪問ボランティアなど、二学期の計画を具体的に示し、目標に対してのやる気を高めます。

4、幹部交代の準備を進める

3年生が引退(または休部)に向けて、少しずつ1・2年生に「心の準備」をさせるチャンスです。

5、掲示物を張り替える

新しい一歩が始まったと、実感できます。

スローガンや様々な目標など、同じ内容になっても、「書き換える」「張り替える」と、気持ちが切り替わります。

ワープロや拡大君などは使わず、子どもたちが自分で書く・・・心がこもります。

6、パート譜を新しいものに替える。

コンクールで演奏した曲など、今後も演奏する予定ならば、パート譜を新しいものにして、音楽の「上書き保存」を進めましょう。

子どもたちの楽譜を見てあげてください。
きっとすでに「音符が見えない」状態になっているかも知れません




三学期制の学校では、二学期は一番長いです。

行事や本番も多いですね。

何事も「終わってから、子どもは伸びる」
・・・と、私は思います。

夏休み中の部活動での様々な経験が
秋の行事や舞台が

子どもたちの「心の成長」につながりますように・・・

先生方もお忙しい日々がやってきますね。
どうぞご自身を大切になさりながら・・・・

お祈りしています。

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話すことの大切さ

本日もありがとうございます。

今年5月。
浜松でバンドクリニックが開催されました。

その時に「番外編」として、バンドジャーナル誌企画による、座談会が夜、行われました。

タイトルは「浜松ぶっちゃけ座談会・本音トーク」(仮称)

全国からお集まりの先生方の中から、色々な都県から12名の方々が集い、深夜まで話しました。

先日、そのときの第一次推敲、つまり、ことばをそのまま起こした原稿が、編集部より送られてきました。

文字数にすると、ナント、3万字以上
原稿用紙75枚分です。

もちろん、ここから整えて行き、誌面にされて行くわけですが・・・

ことばの持つ、情報量の豊富さに、改めて驚かされました。

「話」を文字にすると、こんなになるのですね。

座談会の内容もですが・・・
それ以上に・・・
あの時の心を思い出して感じます。

「対面して話す」ことが、いかに大切であるか
それが、人の「心を」いかに「平和にさせるか」


今はメールやSNS、LINEといった媒体で、ほとんどのコミュニケーションをとることに慣れてしまっている社会です。

話すこと。

大人たちが忘れてしまうから、
子どもたちも忘れてしまう。

特に教育の世界に身を置いている大人たちは、ここを忘れちゃいけないとしみじみ感じました。

これからも、大切にしてゆきたいと改めて思います。

ありがとうございました。

尚、この「番外編」は、月刊、バンドジャーナル誌(音楽之友社)10月号に掲載予定です。

楽しい時間をありがとうございました。
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東京都小学校の音楽教育

暑い毎日が続いています。
いかがお過ごしでしょうか。
本日もありがとうございます。

東京都には、1276校の公立小学校があります。

★校種別の東京都の公立学校数はこちらをご覧ください。
東京都教育委員会

この小学校の音楽専科の先生方が入会している組織があります。

東京都小学校音楽教育研究会

ここには、10の研修部があります。

研修部ごとに、研究授業や研修会も実施されています。

(管楽器については、小学校管楽器研究会がありますが、これとは別の組織です)

音楽専科

全国的には減少傾向にあります。

学級担任が全ての教科を担当する傾向になっているからです。

東京都は、図工も音楽も専科制。

しかし、近年は、免許数の多い人材が採用される傾向にあるそうです。

教科・小学校全科・特別支援・図書館司書・・・
これらの免許を大学在学中に取得するのは大変なことです。

特に、音大・美大等、単科大学では、通信教育で取得することになり、これまた大変な努力が必要になります。

厳しい現実です。

その中で、都小音研の存在はますます大きく、都内の先生方の「学びの場」として、十分に機能し、様々な場を提供し続けています。

執行部の先生方のご尽力には頭が下がる思いです。

執行部の先生方の構成は、若手・中堅・ベテランと年齢層も幅広く、素晴らしいと感じました。

東京に長年勤めていましたが、小学校との関わりはなく、このようなみなさまにめぐり合えたことは、本当にありがたく、勉強させていただく良い機会となりました。

音楽教育をとりまく環境はこの先、ますます厳しいものとなると予想されます。

反面、これからの教育はより専門性の高い教師の配置が望まれています。
(中央教育審議会答申2017年2月)

東京で教職にあった者として、都民として、「東京頑張れ」と、心から思います。

みなさまのご尽力と、ご研鑽によって、この会が益々ご発展されますことを心よりお祈り申し上げます。

ありがとうございました。

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★東京都小学校音楽教育研究会についてはこちらをご覧ください。
東京都小学校音楽教育研究会

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福井県体力・学力日本一の理由

本日もありがとうございます。

スポーツ庁が毎年4月から7月にかけて実施している
「全国体力調査」

文科省が小6と中3を対象に行っている
「全国学力調査」

どちらも、小学校・中学校を通じて、圧倒的な成績を誇る県があります。

それは福井県。

以下の表通り、「どっちも」というところが特徴です。

2016年全国体力調査
茨城県とツートップ

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2016年全国学力調査
小学校は秋田県・石川県
中学校は秋田県・福井県

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★それぞれの調査委細はこちらをご覧ください(PDF)
平成28年度全国体力。運動能力調査結果・スポーツ庁

全国的な学力調査・文部科学省

その秘密はどこにあるのでしょうか。

以前から、秋田県と福井県については様々な調査と報告がなされてきました。

今回は福井県に関する本を読んでみました。

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これまでも、福井県の教育の特徴は知られていますが、改めて以下のことが浮かび上がります。

地域社会との結びつきが強い

・3世代同居の家庭が多く、祖父母のしつけや目が行き届いている。

・地域の結びつきが厚く、行事や取り組みについて協力的である。

業間体育の充実

小学校では中休み(長い休み時間)・中学では1日1時間をめやすに、子どもたちが運動する機会を実施。

小中の連携が具体的

・教員の人事異動、授業形態が9年の義務教育課程の中で、柔軟に行われている。

宿題が多く、それを必ずやってくる

やり切れない子どもたちへの補習大切が充実している。

・・・・などです。

ここに見えてくるのは、熱心な教員の姿と、それを支える地域社会です。

しかし、ひとつひとつは、全国の教員の姿でもあります。
これらを実施している全国の学校も多いです。

ではなぜ、こういう結果となるのか。

県をあげて、徹底度が違う。

それを実現させるために・・・

■1学級当たりの定員が、国の基準よりきめ細かい

★福井県
・小1~小4まで35人
・小5、小6は36人
・中1は30人
・中2、中3は32人
さらに、小学校は31人以上の学級を複数の教員で指導している。

(国の基準=小1が35人、小2~中3が40人)

・・・・これは、県が人件費予算を特別計上していることを意味します。

■小中学校のエアコン普及率が高い

小・中共に、100%を目指しています。
(全国平均、40パーセント以下)

■教員の柔軟な人事異動と研修

福井県では小・中・高への異動
教育委員会指導主事への異動など、横断的な人事異動がされています。

また、民間企業への研修・全国の大学への研修派遣が有給で実施されています。

■中学の教科担任「たて持ち」

福井では一人の教員が複数学年を担当し、教員同士が協力する。

(一般的には、一人の教員が同学年の複数学級の教科担任・横持ち)

■人口から見るコンパクトな行政
福井県の人口は78万人。
これは東京23区の1つ、江東区とほぼ同じ。
(2017年1月、総務省調べ)

学校数も少ない。
しっかりと予算をつけて、コンパクトで密度の高い教育を目指している。

★気になることもありました。

■教職員組合加入率の高さと仕組み

福井県の組合加入率は80%以上。
(全国平均・日教組23%)

福井県では、同じ組合に管理職も加入しています。

・・・・良くも悪くも
「オール与党」

■教員の「やる気」に依存

著書の中で、「ある先生の1日」という調査があります。

朝7時半から、夜8時・9時までの毎日の仕事ぶりです。

1日14時間前後の勤務時間。

私事ですが、自分自身はこういう働き方をしてきたので、正直「なるほど」と思うこともたくさんあります。

しかし今ふうに言えば、月にすると、120時間以上の残業ということになります。
(厚生労働省による過労死基準、月80時間)

■課題

全国体力調査では、「体育が好き」と答えた福井県の子どもは、30パーセント以下だったそうです。

現場では「自立した子ども」「自分の意見を積極的に言う子ども」の育成が、今後大切だと感じている教員が多いそうです。

考える力をつける「秋田県」
やりぬく力をつける「福井県」


・・・良く言われる言葉です。

福井県だけでなく、他県にも、素晴らしい取り組みは、それぞれの環境の中で行われています。

目の前の子どもたちのために、「点数では見えない」良いことも、必ず行われていると思います。

他県を知る意味でも・・・

興味深い本でした。

読まれた方の「感想」はそれぞれ違って当たり前だと思います。

是非。

★ご紹介の2冊はこちらからもお求めいただけます

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プロフィール

ogatamayumi

Author:ogatamayumi
緒形まゆみブログへようこそ!

東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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