パリ・オペラ座「リゴレット」

本日もご覧いただきありがとうございます。

今月初旬に旅したパリで・・・

せっかくパリに来たのだから、オペラが観たい!!

・・・と言うことで。

オペラ座でリゴレットを鑑賞しました。
12区のバスティーユです。
(パリ国立オペラの公演会場の一つ)

有名な国立歌劇場では、上演がありませんでした。
(ちょっとザンネン)
ここは、別の日に外からだけ見ました。
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実際にオペラ鑑賞をしたホールはここです。

パリ・オペラ・バスティーユ
1989年竣工・約2700席
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入り口付近
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近代的な建物で、会場内も広い
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■演目
ジュゼッペ・ヴェルディ(1850~51年)
歌劇「リゴレット」

(イタリア語による上演 英語&フランス語字幕)

クラウス グート演出による、現代版。
・・・ホントは、16世紀のイタリアが舞台。

■出演
指揮:ダニエレ・ルスティオーニ
パリ国立歌劇場管弦楽団
パリ・オペラ座合唱団


指揮はイタリア生まれ、34歳のダニエーレ・ルスティオーニでした。
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日本では二期会オペラ「蝶々夫人」で2014年にデビューしています。
2017年からは、大野和士の後任として、リヨン国立歌劇場の音楽監督。

元気いっぱい、ニコニコしながらの指揮ぶりでした。

世界にはすごい若手指揮者がたくさんいる・・・

ひろーい、オーケスラピットの中で、パリ国立歌劇場管弦楽団の演奏は、美しかったです。

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(写真・パリオペラ座ホームページより)

さて、オペラは・・・
主役のリゴレットが2人いました。

1人は、現在のリゴレット・・・
過去の自分を振り返る演出で、過去のリゴレットが本来の物語を演じる形でした。

とても面白い演出でしたが、一言も音声を発せずに、どの場面にもたたずんでいた「現在のリゴレット」役の人は、大変だったろうなぁと・・・

第一幕でのジルダのアリア「愛しき人の名は」は、マリア・カラスの声で知っていましたが、ここでも素晴らしかったです。

第三幕でのマントヴァ公爵のカンツォーネ「女は気まぐれ」も、最高にスカッとしました。

余談ですが、マントヴァ公爵役の人が、あまりにもはまりすぎてて・・・
一緒に鑑賞した卒業生のISOちゃんと・・・

ワタシ「ねえ、あの人、私生活でもきっとあんな感じなんだろうかね」
ISOちゃん「ですよねぇ」
・・ってな、下世話もしたりしました

男声合唱も素晴らしかったです。

素人目ですが、全員が主役級だと、聞惚れました。

プラハでのオペラ鑑賞と同じく、出演者の「頑張ってます感」ゼロの素晴らしい声量と、表現力、演技力がすごかった。

ここでも字幕が分からないので、イタリア語の歌に集中しました。

うっとり連続の舞台でした。

【演奏時間】
第1幕 50分
第2幕 30分
第3幕 30分  合計 約1時間50分

・・・のはずでしたが・・・

第二幕の中でアクシデントがありました。

上演中、男声合唱の中の1人が、舞台上のトランクにつまづいて前方にパタッと倒れました。

オペラは何事もなく進行し、倒れた人は、仲間たちによって、引きずられて下手に・・・
私たちはそれを舞台上の演出だと思いました。

実は、それこそが事故。

倒れた歌手が意識不明となり、救急搬送される事態となりました。

幕間で、そのことを告げるアナウンスがあり、観客も、オーケストラも、舞台も・・・

臨時の休憩を入れて、全ての人々が、そこで待ちました。

結果、終演時間は60分ほど遅れました。

こういうこともあるのだと・・・
驚きました。
(大事に至らなかったことをお祈りします)

アクシデントを越えて終演し、カーテンコール
何だか、強い一体感が漂いました

(前列の2人が、リゴレット)
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人生初の、パリでのパリオペラ座公演。

感激でした。

★チケットは、177ユーロ~226ユーロでした

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都響と大野和士「田園」

今日は台風のようなお天気でした。
各地で被害が出ませんように・・・

本日もありがとうございます。

久しぶりに大野和士さん指揮で、都響の演奏を聴かせていただきました。

東京都交響楽団
第834回 定期演奏会Cシリーズ
2017年6月21日
会場 東京芸術劇場

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指揮/大野和士
ピアノ/ロジェ・ムラロ


■曲目
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲 op.25
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68《田園》


この日のテーマは「田園」なのだそうです。
(プログラムノートより)

中心は、ベートーベンの田園。
その前に、フランスの「田園」や情景を作品にしたい。

なるほど、と感じました。

ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲 op.25は、初めて聴く曲でした。

作曲者もピアニストもフランス人。
(ヴァンサン・ダンディ(1851~1931)は近代フランスの作曲家)

和声の美しいこと

何調なのか全然分からなくなるのですが、心地よい流れの中でどんどん引き込まれて行く・・・

ロジェ・ムラロ (ピアノ)は、とても長身。
手もすごく大きい。

ニコニコしながら、軽々と超絶技巧でオーケストラと対話します。(カッコよかったです)

弦の中央にピアノを縦に入れて、指揮者とピアニストが対面しながらの演奏です。

見ているだけで、こちらもニコニコ・・・

・ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68《田園》

5番(運命)と同時に初演された作品です。

力強く、哲学的な5番に対し、6番は「標題的」とされています。

ベートーヴェン38歳。
あのハイリゲンシュタットの遺書から4年。

身の上に次々と起こる苦悩の中で・・・

どうしたらこんなに美しい曲が書けるのだろうか。

またしても妄想の中で聴きました。

大野和士さんをかぶりつきで見ていました。

微笑みをたたえ、オーケストラと心を通わせながら演奏しているようでした。

5楽章では、あまりの美しさに号泣・・・

・・・ほんっと。
素晴らしかったです。

ありがとうございました。

余談ですが、私はドイツに行ったことがありません。
やっぱり、歩いてみたいです。
ハイリゲンシュタットの森・・・

「深呼吸」したひと時でした。
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聖ミクラーシュ教会の室内楽

本日もご覧いただきありがとうございます。

先日のプラハの旅。

「プラハの春音楽祭」が終わった翌日、素敵な体験をしました。

プラハ最後の夜です

市内にはたくさんの教会がある中で・・・

聖ミクラーシュ教会
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この教会での室内楽コンサートに行きました

市内には2つの同名の教会があり、訪れたのはブルダバ川の対岸、小地区と呼ばれる場所にありました。

聖ミクラーシュは、英語読みにすると「聖(サンタ)・ニコラウス」

12世紀にゴシック様式(尖った)で建造されていた教会に、18世紀、バロック様式(曲線や楕円が多く用いられ、豪華な装飾が特徴)で完成されたそうです。

コンサート会場入り口
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ゴツゴツとした外観に、ドームと、ツルツルとした大理石の豪華な装飾。

外は暑かったですが、中はヒンヤリ

クラクラするほどの空間でした。

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天上画も有名なのだそうです

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ここでは、オルガン・声楽・チェロ・トランペットによる室内楽を聴きました。

曲目はバッハ・テレマン・モーツァルト・ヘンデル・フランクなど、17世紀から19世紀にかけての作曲家の作品です。

高い天井と室内一杯に響きが長く残り・・・

演奏を聴きながら、室内を見まわして味わいました。

モーツアルトが弾いたオルガンです(写真がヘタですみません)
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私はてっきり、このオルガンでの演奏と思っていましたが、この日は別のオルガンで、ちょっとザンネン。

演奏会前に、教会の塔に登ってみました。

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これがまた・・・けっこうな階段。
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しかし上がりきると・・・

市内を一望できました。

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下の写真の真ん中に人が密集しています。
ここが有名な「カレル橋」
ものすごい観光客でした。
私もここを渡って、この教会にやってきました。

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チケットは490コルナ(約2300円)でした。

この日は週末。

帰り道は徒歩で30分くらいありましたが、あちこちの教会で演奏会が行われていました。

美術鑑賞しながら音楽を聴いたような、特別な夜となりました。

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プラハ放送交響楽団とペンデレツキ

本日もありがとうございます。

プラハの春音楽祭2017

5月12日開幕に開幕し、6月2日が最終公演でした。

幸運にも、この演奏会も聴くことができました。

ファイナルコンサート

プラハ放送交響楽団
指揮 クシシュトフ ・ ペンデレツキ
会場 スメタナホール


実は前日、5月31日に、チェコを代表する指揮者、イルジー・ビエロフラーベク氏(71歳)が、ご逝去されました。

この日の新聞には一面に大きく報道されました。
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指揮者のペンデレツキ氏は、はじめにこのことに触れました。

「親しい友人を失いました。皆さんと一緒に祈りたいと思います」(英語でたぶんおっしゃった)

オーケストラと聴衆が全員起立して、黙とうを捧げました。

■曲目
Iša Krejčí:オーケストラのためのセレナーデ
クシシュトフ ・ ペンデレツキ:交響曲第 7番・イエルサレムの7つの門」


指揮のクシシュトフ・エウゲニウシュ・ペンデレツキは、ポーランドの作曲家、指揮者。
1933年生まれの84歳。
来日指揮もあります(2012年N響など)
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作曲家としてのペンデレツキの作品の中には、
「広島の犠牲者に捧げる哀歌」(1959-60年)
「怒りの日」(アウシュヴィッツで殺害された人々の思い出に捧げるオラトリオ)(1967年)
など、戦争の怒りや犠牲者への祈りが込められているものもあります。

彼の名前を冠にした「ペンデレツキ国際作曲コンクール」があります。

・交響曲7番も自身の作品です。
「イエルサレムの7つの門」は、全部で7楽章あります。
初演は1997年エルサレム
合唱を伴うオラトリオ(宗教的)です。(曲目解説より)

合唱は、スロヴァキア ・ フィル ハーモニー合唱団です。

圧巻でした

バルコニーには、管楽器(木管・金管・打楽器)が別に入りました。

舞台上のオーケストラと応答するように、そして一緒に、またはこだまのように、縦横に変化しました。

舞台の左右には、パイプオルガンのパイプを縦に寝かせたような楽器が一対となって配置。(私にはなんという楽器か、分かりません)

壮大なしかけと、音響。

ホールが鳴る・・・
まさに、ホールが鳴っていました。

見たことも聴いたこともない世界でした。

信仰のない自分でも、妄想の世界にどっぷりとひたり、厳粛な気持ちになりました。

終演後の拍手の嵐は・・・忘れられないでしょう。

興奮冷めやらぬ人々が屋外に出ると・・・

ホール外のバルコニー(ここ)
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・・・で、プラハ放送響の金管五重奏のみなさんが、ファンファーレで、音楽祭終幕を告げていました。

そこにいた大勢の人々から歓声と大拍手が巻き起こりました。

感無量

来てよかった。
ありがとうございました。

★今回のチケット代金は、日本円で約2400円~約13000円でした。

「プラハの春音楽祭」、思い残しなし!です・・・

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プラハ国民劇場「トスカ」

本日もありがとうございます。

2017年6月1日
この日は、プラハの春音楽祭ではなく、オペラを鑑賞しました。

プラハ国民歌劇場
トスカ
2017年6月1日
会場 国民劇場


国民歌劇場
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まずは、開演前の劇場内の豪華さにビックリ。

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この劇場は1881年に完成しましたが、焼失により、1883年に再建。

チェコは、他国に支配されてきた長い歴史の中で、国民は自国語を話すことさえ禁止されていました。

当時、ドイツ語の劇場しかなかったプラハで、この劇場は、「チェコ語でオペラを上演する」ことを目的に、国と国民がひとつになって建設されたそうです。

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■演目
トスカ Tosca
作曲:ジャコモ・プッチーニ

初演:1900年 ローマ、コスタンツィ劇場
台本:ルイージ・イッリカ、ジュゼッペ・ジャコーザ(イタリア語)

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隣席が偶然タイからの留学生でした。
日本にも留学したことがあるとのことで、日本語ペラペラ。

「昨日はエステート劇場で、ドン・ジョバンニを見てきました」と・・・
おおー
芸術の街プラハ…

さて、オペラは・・・

演出がとても凝っていて、予ベルからすでに幕が開き、軍人たちが忙しく働くシーンから始まりました。

トスカと言えば・・・・

ドミンゴが歌い感激した、第3幕のシーン
カヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」です。

・・・・しびれました。
涙目になってしまった・・・

素人ながら、他にも聴いたことがあるアリアがたくさんありました。

ソリストも、合唱団も、ものすごい声量なのに、「頑張ってます」感がまったくない。

哀しみ、喜び、憎しみ・・・声だけでそれが伝わる。

DVDやテレビと違って、ライブは自分の座席からのものしか受け取れないので、その力量がよく分かります。

さらに、字幕スーパーは英語とチェコ語。
どっちも分からないので、イタリア語の歌だけに集中したことも、良かったと思います。

オーケストラも、想像以上に狭いピットの中で、とてつもなく美しかったです。
(ピットの中も良く見えました)

休憩時間には、バルコニーで・・・
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最後の最後・・・

トスカが投身死する場面では、トスカがドスンッと落ちて来て(たぶん人間ではなく)、舞台にズボッと穴が開いて終わり。

場内からも、うなり声が聞こえました。

カーテンコールも美しかったです。

感激でした。

ありがとうございました。

★チケット、私の席は5900円(約)でした。これで2階正面ど真ん中!!

国民劇場までは、ホテルから徒歩20分くらいでした。

でも帰りは、「星は光りぬ」をふんふん歌いながら、歩いたので30分くらいでしょうか・・・

旧市庁舎の天文時計塔には美しい月が出ていました
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毎回毎回、恐れ入ります・・・
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プロフィール

ogatamayumi

Author:ogatamayumi
緒形まゆみブログへようこそ!

東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
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