佐藤裕子ピアノリサイタル2017

本日もありがとうございます。

今回は、憧れのウィーンの風に吹かれたような、素敵な演奏会を聴かせていただきました。

佐藤裕子ピアノリサイタル
2017年5月26日
東京オペラシティーリサイタルホール
19時開演

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佐藤裕子さんは、桐朋学園音楽大学ピアノ科、同大学院室内楽研究科修了。
卒業後、ウィーン国立音楽大学ピアノソロ科主席卒。
リサイタル、海外での演奏活動の傍ら、教育者としてもご活躍です。

2014年~2017年まで、上野学園下野竜也指揮専門コースでは、ピアニストとして大変お世話になりました。「佐藤先生」でもあります。

[曲目]
・モーツァルト:ピアノソナタ第10番ハ長調 K330
・モーツァルト:ピアノソナタ第11番イ長調 K331「トルコ風」
・ベルク:ピアノソナタ op.1
・シューベルト:ピアノソナタ変ロ長調 D960


モーツァルトのソナタ
ピアノを子どものころから習っている人は、必ず弾く曲2曲でした。

聴きながら・・・

自分の人生で最も守られていた時代、小学生時代にタイムスリップしたような、錯覚に陥りました。

夢のように美しい流れの中で・・・
半世紀近く前の「記憶」がよみがえります。

音楽って、本当に不思議です。

ベルクは凄かったです。

佐藤裕子さんの深く、あでやかな音色。

調性のない音楽の中にドラマを見るようでした。

シューベルトは、31歳10か月の生涯でした。

今回の曲は、亡くなる2か月前に完成した最後の曲。

同時代の圧倒的カリスマ、ベートーヴェンとは、対照的に繊細な響きでした。

アンコールは、シューベルト即興曲より。
またしても、タイムスリップ!!

今回のリサイタルは、18世紀から20世紀初頭まで、300年間の中の「ウィーン」がテーマとのこと。

気持ちがスーッと明るくなる演奏会でした。
ありがとうございました。

とても親密な感じのする、あったかいリサイタルでした。

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タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団

本日もありがとうございます。

フィンランド独立100周年を記念して、フィンランドからオーケストラが来日しています。

タンペレ・フィル・ハーモニー管弦楽団と言います

このオーケストラは1930年に創立され、1947年からタンペレ市によって運営されているそうです。

「タンペレ」は、ここ!!
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フィンランドと言えば、「ムーミン」

会場では、トーべ・ヤンソン、ムーミンの原画展示もされていました。

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今年7月には、タンペレホールに、ムーミン美術館がオープンするそうです。

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フィンランドと言えば、「シベリウス」

オーケストラも指揮者もフィンランド人による、シベリウスを聴く。
貴重な機会に期待が膨らみました。

フィンランド
タンペレ・フィルハーモニー交響楽団
初来日公演
2017年5月23日
東京文化会館大ホール

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[指揮]サントゥ=マティアス・ロウヴァリ
[独奏]堀米ゆず子(vl)

曲目
シベリウス:交響詩「エン・サガ」
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
シベリウス:交響曲 第5番 変ホ長調 op.82


管も弦も、落ち着いた音色
華やかさとは真逆の、重心の低い渋い色調。

事前に調べた、フィンランドの気候や風土に重なり空想が膨らみます。

シベリウスについては、「フィンランディア」しか知りませんでした。

シベリウスが生きた時代は、隣国のロシア・スウェーデンに交互に支配された時代から、開放「共和国独立」へと大きな時代の波の中でした。

年代別の演奏プログラムは、その色調を良く表していると感じました。

圧巻は、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47

堀米ゆずこさん!!
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その音色の美しいこと!!

最初の音から、心、わし掴み。

その上品で柔らかく、しかし芯がある音は、まるで真珠のようです。

自分が演奏しないときには、じっと下を向き、オーケストラと一緒に身体をゆだねて「物語の世界」を歩いているようでした。

個人的にヴァイオリンの高音に対して、拒否反応が起きるのですが、堀米ゆずこさんの音色には、音域は関係ありません。

全て柔らかい艶やかさで、語りかけてきます。

アンコール鳴りやまず・・・・

バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ3番・ラルゴ」を静かに演奏・・・

ウル・・・
私は例によって、涙がマスクの中にツー・・・・と。

オーケストラも、21時を過ぎても、元気にアンコールをフンパツしてくれました。

「フィンランディア」「悲しきワルツ」

お腹いっぱいになりました

貴重で、楽しい演奏会でした。
ありがとうございました。

東京文化会館は2300席。
この日は、空席が目立ちました。
こういう様子を初めて目にしました。

素敵な演奏会だっただけに、少し残念です。

演奏会は、静岡・大阪・広島と続きます。

■これからの公演日程・会場・チケットはこちらから
プロ・アルテ・ムジカ

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都響「イギリス音楽の夕べ」

本日もありがとうございます。

指揮者もピアニストも英国人。
作曲家3人も英国人。

めずらしい演奏会を聴かせていただきました。

東京都交響楽団
第831回 定期演奏会Bシリーズ
2017年5月16日
東京オペラシティーコンサートホール

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指揮/マーティン・ブラビンズ
・イングリッシュ・ナショナル・オペラ音楽監督

ピアノ/スティーヴン・オズボーン

曲目

バターワース:青柳の堤
ティペット:ピアノ協奏曲(1955)(日本初演)
ヴォーン・ウィリアムズ:ロンドン交響曲(交響曲第2番)


私が知っているのは、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872~1958)。

吹奏楽でも「イギリス民謡組曲」(1923年作曲)など、伝統的な名曲で知られています。

1曲目のバターワース:青柳の堤 が、大変美しかったです。

ジョージ・バターワース(1885~1916)は青年期に第1次世界大戦に遭遇。
31歳の若さで戦死しました。

オクスフォード大学を卒業し、法律家を目指していましたが、ヴォーン・ウィリアムスに魅了されて作曲家の世界に入ったそうです。

その影響か、作風が良く似ていました。

《青柳の堤》ではバターワースが収集した2曲の民謡の旋律が使用されています。

どこかで聞いたことある・・・、「緑の茂み」という民謡(イギリス民謡組曲でも出てくる)が、オーボエ・フルートで美しく奏でられていました。

心がホッと・・・

ティペット:ピアノ協奏曲(1955)は、現代音楽。

ピアニストは、協奏曲ではめずらしく、楽譜を見ながら演奏していました。

あれは譜面めくりの方がさぞや大変だろうなぁ・・と、余計なことを考えてしまいました

ヴォーン・ウィリアムズ:ロンドン交響曲(交響曲第2番)(1920年版)

ウィリアムスは、この交響曲2番を何回も改定させたそうです。

今回の1920年版は、1曲目の作曲者、バターワースの戦死に対して追悼の意味で捧げられたそうです。

ヴォーン・ウィリアムズは、2つの世界大戦を経験し、86歳の人生の中で、9曲の交響曲を書きました。

この2番は、40歳の頃の作品。

静かで、荘厳で、なぜか聴いていて安心します。

ビオラのソロもとろけるように甘くうっとり・・・

曲中で・・・
「キーン コーン コーン カーン コーン」(ハープですから音質は違いますが・・・・)

あれ?
学校のチャイム・・・

いやいや、あれは、ビックベンの鐘。

もう二度とライブで聴くことは出来ない、そんな貴重な演奏会でした。

ありがとうございました。

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古典派からロマン派への旅

本日もご覧いただきありがとうございます。

クラリネット・チェロ・ピアノによる、素敵な演奏会を聴かせていただきました。

クラリネット三重奏で聴く
古典派からロマン派への旅
2017年4月21日
KMアートホール(渋谷区)

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クラリネット=梅原希枝
数々の国際コンクール覇者でスイスで活躍。

チェロ=アルベルト・フェレス
リヒテンシュタイン響首席奏者。

ピアノ=長谷川ゆき
ブラームス国際コンクール入賞、ピアニスト、指揮者。

■曲目
・ベートーヴェン、クラリネット三重奏、作品38
・モーツァルト、ピアノ三重奏、K.502
・ブラームス、クラリネット三重奏、作品114


初めての場所だったので、迷いに迷い・・・

グーグルマップを使い、「下車5分」を、20分かけて行き着きました。

ドアを開けると・・・
とっても素敵なサロン。

ベートーヴェンやモーツァルトもこういう場所でコンサートしていたのかなぁと・・・

調和のとれた演奏が美しかったです。

曲目解説もとても分かりやすく、楽しめました。

何より、演奏者同士のアイコンタクト、豊かな表情が印象的。
こちらまで、楽しい気持ちになります。

ベートーヴェンは、七重奏曲を、自身が三重奏に編曲したもの。
30歳頃の室内楽です。

交響曲第一番の頃です。

当時、大変人気のあった曲なのだそうです。
6楽章あります。

ところどころ、どこかで聞いたフレーズや動機が・・・・

室内楽を勉強することは、全てに通じると、習いました。
確かに・・・

ピアノという楽器を初めて対等に扱った、モーツァルトのピアノ三重奏。

ヴァイオリンは、人の声に近い温かいクラリネットで、軽快に、ときに、情緒的に聴かせてくれました。

ブラームス。
私は大好きです。

聴きながら、例によって「妄想の世界」に遊びました。

演奏者と聴衆との近い距離が、より、音楽との距離を近くしてくれたように思います。

本当に素晴らしい演奏会でした。

スイスに帰国されても、益々のご活躍をお祈りいたします。

ありがとうございました。

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都響とアラン・ギルバード「シェヘラザード.2 」

昨日は夏のように、むし暑い東京でした。
ご体調、崩されませんように・・・
本日もありがとうございます。

東京都交響楽団
第829回 定期演奏会Bシリーズ
日時:2017年4月18日(火)
場所:東京オペラシティ コンサートホール

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・指揮/アラン・ギルバート
◎ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督
・ヴァイオリン/リーラ・ジョセフォウィッツ

■曲目
・ラヴェル:バレエ音楽《マ・メール・ロワ》
・ジョン・アダムズ:シェヘラザード.2
ヴァイオリンと管弦楽のための劇的交響曲(2014)
(日本初演)【ジョン・アダムズ70歳記念】


久しぶりの都響の演奏会。
調和のとれたアンサンブルと、柔軟な音色がとても素敵でした。
やっぱり私は、都響が好きです。

・ラヴェル:バレエ音楽《マ・メール・ロワ》

バレエ音楽としては、「ダフニスとクロエ」が有名ですが、この曲もとても美しい曲です。

この曲の原曲は、ピアノの連弾曲。
ラベル自身が、台本を書き、管弦楽版を作りました。
初演、1912年、パリ・芸術劇場(プログラムノートより)

とても幻想的・・・
聴いていて、自分の中に、「良い気」が入ってくるようで、うっとりしました。
はぁー疲れが取れるぅ・・・という感じ

・ジョン・アダムズ:シェヘラザード.2

「シェヘラザード」と言えば、リムスキー=コルサコフの交響組曲。
・・・しか、聴いたことありませんでした。

作曲したのは、ジョン・アダムズ
1947年(70歳)生まれ、アメリカ人。

こちらは、2014年の作曲。
初演は2015年、ニューヨーク・フィル・指揮・アラン・ギルバート

そして、「日本初演」が、この日でした。

会場には、作曲家の池辺 晋一郎さんもいらしていました。

主役は、千夜一夜物語の中で語られる物語ではなく、シェヘラザードその人。
バイオリン独奏は、4楽章を通して、シェヘラザードを演じています。

アラブ諸国における、女性の立場や、人権にかかわる様々な事件に触発されて作曲されたのだそうです。(プログラムノートより)

リーラ・ジョセフォウィッツさんの表情豊かな演奏(服装や、演奏する姿も含め)に、引き込まれました。

現代音楽ですが、なんか「哀し」かった。
悲しいではなく、哀しみの方です。
私には、そう聴こえました。

このバイオリンを、五嶋みどりさんなら、どう表現するのかな~なんてことも、ちょっと考えたりしました。

指揮のアラン・ギルバートさん。
いつもながらに、体格が良く、大柄なのに、とても繊細。
カッコいいです。

楽しい一夜でした。
ありがとうございました。

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プロフィール

ogatamayumi

Author:ogatamayumi
緒形まゆみブログへようこそ!

東京都出身。元、公立中学校教員。
現在は、フリーとして、音楽教育や吹奏楽に関わっています。
このブログを通じて、音楽や教育、吹奏楽やその他、心に感じた事柄をみなさまにお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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